ゆるっと広告業界

デザイナーのじたばた。

私がデザイナーという仕事にハマる10の理由。

お題|私が◯◯にハマる10の理由

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こんばんは、さじです。

ブログを書いているくらいですから自分がどハマりしているのは「デザイナーという仕事」です。はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」を書いてみればというのですが、10個で足りるのでしょうか?

01.美しいものを作る。

人は美しいものが好きです。色の綺麗な組み合わせや完成されたフォント、写真や言葉もそうです。つぎはぎの原稿や素材を美しく整える、誰にでも出来そうで誰がやっても同じにならないのが面白いところです。0.1mmにこだわり、CMYKの1%にこだわる。美しい配置を求めるだけなのに何十年やってきて今が一番上手い。

02.コツコツすることすらも。

フリーランスになってからは校正も自身で行うようになりました。パワーポイントやエクセルの原稿には無意味なスペースやダブルクォーテーションが入るので、それを地道に見つけ出しては消していきます。言葉の区切りが途中だと気持ち悪いので字間を調整して改行させたり詰め込んだり。誤変換や文の誤用も直します。コツコツと組み上げた文字組みが美しく整う。なんて小さな満足感!でも、こんなことすら好きでたまらない。

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03.予測、推理。

と、ここまでは見た目の美しさにだけこだわってるかのようです。芸術家やクリエイターと違い、デザイナーは消費者ありきの職業。ユーザーの視線を拾うために必要な情報を収集して、それらをデザインの中に落とし込みます。何が求められ好まれるかを予測することは推理することに近い。ちょっとゲーム感覚。

04.パズルのように組むお絵かき。

制作にとりかかる前に、閃きを形にします。頭の中で導いたパーツを書き出すのはまずアナログの鉛筆。絵を描けないデザイナーも多いですが、ラフはほとんどの人が描きます。自分の場合、形以外に色やコンセプトも走り書きしていくので汚い落書きにしか見えませんが、この時が一番クリエイティブ。ラフがさらさら描けるときは何かが舞い降りているんです。夢中なので話しかけないでね(笑)。

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05.想像×実現。

もしこれが他の色ならば。もし丸ではなく四角ならば。思いつくことが自由に試せるようになったのには作業用アプリケーションの存在が大きいです。昔と違い、目の前で自分だけのテストを繰り返すことができる。こうしたらどうかな?と思いついたことを実際に試して、ダメならCommand+Zで戻せる仕事なんて少ないんじゃないでしょうか。料理や建築や医療がいかに大変な職業かと。

06.コミュニケーション好転。

こうしたらカッコイイと思う。お客さんはこうしたら見てくれると思う。そんな自分の意見やアイデアを発信しては、それはこうしたらもっと良い、と好転していくコミュニケーション過程があります。独りで頭を悩ませているよりも、他人に見てもらい、どう感じるかを加味してさらに良いものに導かれる。スランプの時は雑談中の誰かの一言で一気に閃くことも。暇な時のブレストも楽しい。

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07.求められなくなったら辞める。

自信を持って仕上げたものが褒められる。作業の正確さ、迅速さ、求められる以上の仕事をすることを評価してもらえる。世の中の嗜好とずれるようになったら辞めると思います。そうならないよう努力は惜しまないので、頼んでよかった、またこの人が良いと依頼者に言わせるためにプライドを持って取り掛かることのできる仕事です。

08.技術進歩を肌で感じる。

仕事をしたことで知識が足される。アプリケーションの機能を覚えた、この言葉の意味を知った。昨日知らなかったことを今日は知っているという、常に新しい知識を得る機会に恵まれます。やらざるを得ないからこそ身につくスキル。知識欲を満たすことも、自分の能力が上がることも、自分がアップデートした感覚をダイレクトに感じられます。

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09.幅が広い。

かつてはDTPといえば紙物のデザインや編集のことでした。この5年でビックリするくらい業務の幅が広がり、webデザインを筆頭にオンライン配信のスライド資料、htmlメールデザイン、直近ではe-bookデザイン。紙からwebへ世の中が移行することで紙の経験を生かしたデザインの仕事が爆発的に増えました。世の中がデザインを欲しているシーンに順応すれば仕事が枯渇することはないと気付きました。それはやったことがないからできない、ではなく勉強して調べ倒せばできる。

10.芸術と商業の間で。

クライアントが伝えたいことをその先のお客さんに届けるために自分はデザインします。己のグラフィカル表現に執着しすぎないのが商業デザイナーの使命です。心を揺さぶるような芸術と、利潤を求める商業の間のバランスをとるプロフェッショナルであることが難しくもあり醍醐味。芸術的な独自のセンスや思考は持ち合わせない自分が商業という土台の上で活躍できる職業がデザイナーでした。アンタのためにカッコイイの作ってやるぜ!って感じ。伝わりますか?(笑)

終わりに。

もしこれを読んだ人が夢を見てはいけないので正直に書いておきますと、デザイナーは地味な仕事です。制作業務の体質は体を壊しやすく、心をへし折られることも多い。無理しないで済むような実力に到達するまでに、無理をしてしまうかもしれません。プライベートも充実したいという現代の主流にはそぐわない面もあります。

自分はこのおよそ30年の間に疲れて一度二度、デザインの仕事から離れたこともありますが、結局現場に戻って続けているのは他の仕事で得られない魅力に気づくからに尽きます。疲れたら辞めてしまえば良い。そしてまたやりたくなったら戻れば良い。いろんな仕事があるもの、それでもいいんじゃないかなあ。

理由を10に絞るのはやはり難しいです。服装が独特でもそんなものだと思ってもらえる(デザイナーぽさを出す。 - ゆるっと広告業界)。世界的大手のクライアントと関わることもできる(外資系の人たち。 - ゆるっと広告業界)。非売品のノベルティを貰える(こともある)(24時間働くとある営業マンへ。 - ゆるっと広告業界)。撮影にかこつけていい思いができる(蟹を、どう魅せるか。 - ゆるっと広告業界)。子どもに作業を見せるとスゲエと言われる(親の威信)。などなど。どんな仕事でもそうですが、自分の職業に誇りを持つのがハマる理由かなあと思います。

長文お読みいただきありがとうございました。たくさん書けてとっても満足です。

さじ