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デザイナーのひねもす。

ちとビジー。

言葉|「ビジー」を新しい日本語として扱いたい

こんばんは、さじです。

打ち合わせやチャットでカタカナ語は便利ですが、あえて漢字も混ぜ込むスタイルです。カタカナやひらがなだらけって読みにくいし物事を伝えるのにちょっと足りなくないです?ラッキー<幸運だし、ハッピー>楽しい、みたいな。確認<チェック<精査、のように強調度の段階を増やせますし。

ところで、カタカナ用語って聞き慣れてないと、はた?と止まる時がある。中でも昔、とあるラフデザインに言われたので「ちょっとビジーですね」。ビジー?慌ただしい。。忙しい。。あ、うるさい、とかも?

誌面上どこから読めば良いかわからない。目線があちこち飛んで慌ただしい。読まなきゃいけないパートが多すぎる。そもそもごちゃごちゃしてて嫌。と「ビジー」の一言で集約して伝達されました。ビジネス用語なのかもしれないけど。

そんな「ビジー」が何年も頭の中に残っており、先日ふと口から出てしまった。「ちょっとビジーなんで削った方がいいかもですね」みたいに。口にした後にカッコつけてるみたいで変だったかな?と後悔したけど、担当者も「確かに!ビジーですね!」うんうん、となんとなく乗っかってくる。言い方が気に入ったのかな?しっくりきた?

そして自分も「これは使い勝手良いわー」と思った。簡単な英単語かつ伝わる雰囲気。「入れ込みすぎ」「しつこい」「無駄」とはお客さんには非常に言いにくい。そこで「ビジー」。なんて優しい言葉なんだろう。カタカナ語でも日本語ではできない表現ができるなーと思いました。日常会話にも使えそうじゃない。

おめかしする女の子に「そのアクセサリーはちとビジー」とか?就活のエントリーシートに「そのアピールはちとビジー」とか?明らかにやり過ぎなんだよもっと減らせとアドバイスしたい時に「ちょっと混み合ってるかもね」風に柔らかく伝えられる気がする。新しい日本語として応用力広い!と思った。ぜひ流行らせたいし個人的に新語大賞にノミネートしたい。

ただ、立て込んでいる時に「ちょっと今ビジーなんで」と使うとダサイ帰国子女かただのルー大柴ワールドですから。昭和世代は使い方に気をつけましょう〜。

さじ