ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

はぐれメタルをてにいれる?

雑記|デザイナーの所属先についてつらつら

こんばんは、さじです。

このところ、なんかみんな慌ててるなー、と思ったら年度末なんですね。締めがあると焦り出す。プライベートもわちゃわちゃしてちょっとお疲れです(笑)

先日、仕事で使う絵を描いていて(必要があれば描きます)自分の描く絵はいつも「どこかで見たことがある」ものだなあ、と思いました。いわゆる「当たり障りのない」絵を描くように頭が固くなっているのかもしれません。

グラフィックや画像の加工も同じで、「なんか見たことあるような。。」と自分のオリジナルを信じられない。いつだかのインプットを自分のものと考えてるだけかも。

ラフ段階まで遡ると、そういえばここをこうする予定を安心の定義でやめたんだっけ、と冒険を避ける傾向にあります。「ブランディングチェックに引っかかると面倒」みたいなずる賢さが働く。

一度闘ってみればデザイナーとしては骨のある存在なんでしょうけどね。いやー、ちょっとそこまでがんばるほどのこだわりでもないかも、と。そういう意味では、下請けのデザイナーよりもインハウスデザイナーの方がチャレンジできると思う。若いうちはインハウスデザイナーで転々とするのが良いかもな、と思いました。

といっても、インハウスは求人としては競争率が高いので。かつて、自分の就職の時には一般企業の広報やら編集プロダクションやらの募集が多くて、デザイン職ではないけど制作に近い業種は比較的入りやすかったように思います。技術や実績も付くしね。

制作会社の利点は、様々な業種や種類豊富な案件に携われることに尽きます。小さな制作会社でも名の知れた国内トップ企業の仕事がポロッとやってくる。商業ど真ん中を目指すならこちらが良いかと。

デザイン事務所は経営者の営業能力によります。自分の場合、アートディレクターの社長が仕事をとってきて、デザインに関しては目を光らせていたので素人で入っても身につくように上手く統率してました。

制作物を満遍なくやりたいデザイナーを目指すなら印刷会社勤務は狙い目と思う。デザイナーというよりもオペレーターの方が近いかも知れませんが、なんせ自社で印刷工場を持っているので何かと印刷特性の知識が増えます。しかし、今印刷会社は経営が厳しいので。。長く勤められるような業態ではないのかも。

イベント会社、広告代理店系列はweb関連から印刷物、映像やアニメーションまで幅広いのでやわらか頭が育つと思う。ただ、この業態は残るものが作りにくいってのはある。トレンドの情報収集もセットなので新しもの好きなタイプには楽しい。内製化してるところは、若い人を育てるというより一定の実績、経験値のある即戦力を求めてたと思う。大手は育てる風土があるかもね。インターン募集はたまに見かけます。

デザイナーの所属できる居場所って結構ありますね。しかしどこに行ってもリキッドレイアウトみたいな、またはスライムみたいな柔軟性は必要だと思う。フリーランスはぐれメタルなのかもしれない。経験値高めですねw

さじ