ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

あっていい広告。

バナー|広告誤クリックから客は掴めるか

こんばんは、さじです。

先日自分のブログにオーストラリア・クイーンズランド州 |クイーンズランド州政府観光局の広告が入ってきました。このブログはアドセンス等やってませんので、セルフクリックでGoogleに怒られることはありません。

で、クイーンズランド州ですよ。広告を見てクリックしたわけじゃなくて、指が触れたらしく飛ばされました。バナーは見ていない。いきなり「ケアンズ」の文字が目の前に。(ちなみに飛んだ先はコレ↓)

www.queensland.com

昔友人がケアンズにワーキングホリデーしたりパースに留学したりしました。当時はそれどこ?って感じです。いや、今も地図見てそこだったのか!と思ったのは正直に書いておきます。この広告、見た目は普通なんだけど構成が凄くよくできてて。

広告のクリックで飛ぶ特設のランディングページは広告に興味を持った人が詳しい内容を知るのに大事な接点です。コレが良いと結果的に問い合わせや成約率が上昇し、バナー広告の成果にもなるってわけです。持ちつ持たれつ。

シドニーと違い、「ケアンズ?」「パース?」ってとこだと「オーストラリアね!」という吸引力もありますし、どんな魅力があるのかを簡潔にピックアップすれば、何も知らないお客さん(今回は自分)の知りたそうな情報、例えば飛行機で何時間で行けるか?やリアリティのある現地到着後のプラン(航空会社の時間に合わせてたり)で心を掴める。

自分は「平均気温」と「クジラウォッチングのシーズン」だけでおっ、と思ったんですが、朝着いたら朝食食べられるカフェ多いよ!や6時から空いてるスーパー行こう!など、海外旅行にありがちな優雅な感じじゃないのが良かった。誤クリックでも魅せられるランディングページの勝利です。客に自分のこととして想像させられるのは良い広告。

こういうことがあると広告は面白いよねって思います。ま、怪しいサイトもあるので誤クリックは気を付けないとダメなんだけど、絶対飛びたくない広告は決して触るまいと細心の注意を払いますよね。

ともかく、昨日まで全く興味のなかったオーストラリアが「いいね〜」に変化したので、クイーンズランド州の広告は広報としても大成果を上げているのでは?と思いました。インパクトはなくとも、地道にユーザーの心を掴む広告が増えてほしいですね。

さじ