DXとは結局なんなのか。
こんばんは、さじです。
猫も杓子もDX。オンラインイベントにはDXセミナーのタイトルが並び、取り組んでいるポーズを見せることが大事なようです。テレビCMやメールにもしょっちゅう流れていますね。お腹いっぱいです。
確か初めてDXの言葉を調べたのは1年前です。デラックスだと思っていたらディーエックスと聞き、デジタルトランスフォーメーションの略だと知りました。覚えるのに時間かかりました。
その時、Dはdigital、Xはどこからやってきたのか?と調べたんですね。トランスフォーメーションってtransformationでしょう?Xなんて無いじゃない、と思ったからです。どう調べたのか忘れてしまいましたが、英語圏ではクロスすることをXと呼ぶというのが最もしっくりきました。
ところで、DXって何?って方も中にはいると思うので素人ですが説明します。業務のデジタル化だと思っているとちょっと違う。デジタルテクノロジーによって社内外の業務を効率化し、より洗練されたビジネスに変革させることを指します。いやいや、規模がデカくて伝わらないですね。
デジタル化によって、業務をオンライン化したり、AIに仕事をさせたり、RPA(業務の自動化)を使ったりというのが準備段階。それらを活用してビジネスのやり方を丸ごと変え、スマートにビジネスしよう、ということが本来の意味だそうです。「ビジネスをトランスフォームする」わけですね。
DXに乗り遅れるなみたいな話は小さな会社や自治体でも耳に入っていて、それを狙いに大手が対中小企業向けDX案件の猛攻をかけ顧客の取り合いです。これは至る所で開催されている活発なセミナーの開催にも現れています。ただしこの場合DXといっても結局のところデジタル化(クラウドやAIを使う)止まりで、みんなDXと騒ぎすぎなのでは?と感じています。
よく話に出るのにお上が提唱した脱はんこ文化、ペーパーレスがあります。はんこ待ちのタイムロスや書面での対面・郵送業務を無くすと、よりスピーディーな対応が顧客の満足度につながり、時間を節約した働き方に改革できる。うーん、聞こえはいいですがデジタル難民を生みそう。既に現役世代でも二分化されているのはどの会社にも聞く話です。自分の例で言えば、銀行をオンラインサービスにしただけで気力をかなり浪費しました。実際取引や管理は楽にはなりましたがそこに到達するまでが本当、わかりにくいです。DXもこういうことかな。
ざっくりDXの流れを組むと、
- デジタル化による業務の効率化
- 無駄な中間業務や役職を排除し時間短縮
- スマートなシステムの構築またはレガシーシステムの刷新
- 新たなビジネスモデルの確立
- 働き方の改革
みたいな。デジタル化レベルならなんとかなっても、3.レガシーシステム(初代に稼働し始めたシステム)の刷新、4.ビジネスモデル(ビジネスの新しいやり方・形)の確立などブレーンがいなければ混乱を生みます。5に至ると企業に属している場合、もはや上司ガチャですね。上司が変わらないと部下も変われない。DXと言いながら結局は人間次第なのが見えてきました。
案件ではDXの次にSDGsの文言が増えています。これもまたふんわり理解してる程度なので勉強しなくては。次々と移り行くトレンドにはため息ですね(笑)
さじ