ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

ノーコードのデザイン。

技術|ノーコードがデザイナーにもたらすもの

こんばんは、さじです。

基礎は本で、新しい情報はTwitterで収集の48歳新人webデザイナーでございます。ところで、1か月ほど前にTwitterサブアカウントでノーコードデザインという言葉に出会いました。

studio.design文字通り、コードなしでデザインができるというWordPressの簡易版、いや進化版のような感じ?こちらで紹介されている作業の動画を見るとドロー系アプリケーションのような編集画面でWordやPowerPointのように写真や文字もボックスを用いて手軽に配置できてしまいます。
また、ふわっとした動きなども直感的なツールでよりイメージしながら実装できるようです。プレビューもすべて一つの画面上で完結してます。

大昔(今の小中学校もそうですね)イラストや写真を切って(今でいうトリミング)台紙に貼って発表用の資料とか作りませんでした?そんな感じです。誰にでも出来そうな。

ブログのように文字がメインだとはてなのようなサービスが書く方も読む方もベストですがポートフォリオ(作品集)をwebで作りたい人や地域イベントのような資金にゆとりのないサイトにはぴったりのサービスだなあ、と思いました。

webデザインはデザインだけでなくコーディング知識もないといけないことが身にしみて来た今日この頃です。コードを書けることが重要ではなくどういったアクションが行われるのかを意味付けしたマークアップ工程なるものを理解していることがwebデザイナーには必要だということです。

もちろんデザインからコーディングまでのすべてをスピーディーに行えるデザイナーは最強です。アプリケーションやツールの発達でデザイナーのやること、増える増える。
かつて、写植版下からDTPに移行した際のこれまで製版が行っていた写真の処理などの
手作業工程が増えたことを彷彿とさせます。
注:DTP以前は指示だけで製版が調整をしたがDTPでは画像に関する調整はデザイナーの作業となった。

webデザインの世界でも同様にデザインとコーディングは別、の状況もそろそろ境界が失われつつあります。自分もこのままだと、コーディング専門のコードは爆速で書けるけどデザインは出来ないという貴重な人材にコバンザメ化するしかありません。(今がそうですけども)

ノーコードデザインはまだ発展途上のようで凝ったこと、捻りのあることは今後に期待とのこと。似通いつつも見苦しさのないお洒落なサイトをコードを書くこともなく作成できるのでデザイナーだけで完結できることになります。グラフィックの知識、配色バランス、ページ構成のレイアウトなど、DTPで培った能力が試される時がまもなく来るようです。

ただし、このサービスと同じことができるだけではwebデザイナーとして生き残るのは難しいことを突きつけられた気がしました。ノーコードデザインがこれからさらに進化し従来のコードを用いる技術に追いついたら他との差別化を行えるwebデザイナーだけが今後、生き残っていくのかもしれませんね。そこには報酬の差という名の順位付けが待っています。

ノーコードデザインの技術進化によってふるいにかけられるのは、自分なのか。おっと、暗い予想はやめておきましょう。いずれにしても勉強は続けていきます。

世の中のサイトがすべてお洒落になったら(もうすでにそんな感じですけども)ユーザーは次、どこに価値を見出すでしょうか。それがわかったら苦労しないですね(笑)。

さじ