言い訳はできませんよね。
こんばんは、さじです。
ロイヤリティフリー画像のサービスでは大抵のところが透かし入りのラフ用低画質画像を用意してくれています。クライアントへの提案段階で画像を購入することは極めて稀で、通常、校了間際に購入し、本物と入れ替えて納品となります。
少し前までは印刷物への使用がほとんどでしたので、万一の時でも画質の低さで印刷入稿時に発覚しました。例えデザイナーや営業が本物と替え忘れていても入稿データのチェックや製版、刷版など人の目、人の手が多い故に見つけやすいということです。
しかしながら、webやPDF納品の場合、こういった工程が少ないので、当然人の目の通過も激減しています。スピード感が求められる世界ですから、クライアントとデザイナーが直接やりとりし、能力によってはサイトの実装も任されたりと人の手がかからない利点が仇になります。
誰がどうミスをしたのかは明白ですが、またサイトでの無断画像使用が指摘されたようですね。
この記事の後のご本人の釈明では無料のものと誤って使用との話ですが、今回は人の目が足りなかっただけではなくリテラシーの問題が大きいようです。人の目がもう少しあれば防げたミスではありますね。
この件に関しては言いたいことはまだまだありますが政治的な批判はヤフコメ民の方にお任せします。その代わりに、こうした失態を見かけるたびに、自分への戒めとしています。
例えばギリギリに差し替えるのを忘れる、校了前に納品データと勘違いされる、最終でないものをサイトに上げてしまう、画像のリンクを間違える、実装(コーディング)をリテラシーの低い業者に頼む。。など似たような過ちはいくらでも考えられます。決して他人事ではないことです。
忘れるはずがないことを忘れる、間違えるはずがないことを間違えるのが人間です。会社から独立した今、そうした責任ものしかかってくることを心に刻み込んでおきます。
さじ