ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

金融リテラシーゼロの若者に最初の質問。

年金|学生特例の追納の是非を考える

こんばんは、さじです。

お金の話ばっかですね。仕事少ないと考えることが金のことになる(笑)年末からこの一月にかけて、税金やら年金やらの調べ物ばかりしていたおかげで、ようやく人並みに世の中のお金の成り立ちみたいなものがわかるようになりました。

こういったお金に関することってのは、日々変わり続けるので追いつきません。興味ないとか面白くないとか言ってないで早くから知っておくべきだった。と、息子には言ってますがやっぱりイマイチ興味を示しません。でもわかるわー。

と、こっちが理解にすり寄っても発展しないので、とりあえず学生特例を受けている国民年金どうするか、と話を振ってみる。将来どんだけもらえるかもわかんないけどね、と断りを入れるとまず「じゃー、払わなくていいんじゃん?」となる。じゃなくてー。

そもそも学生特例というのは「本人が学生で稼ぎがないから後払い(10年以内)でいい」みたいな感じですが、しらばっくれてると将来的に減額します。(破綻しないとすれば)厚生年金を40年以上入っていれば増額とかあるようだけど、ややこしくなるので一旦忘れてもらって。たった2年ですがされど2年。年20万近いので馬鹿になりません。学費に重ねて納税は親もキツかったので迷いなく制度を使った。

就職して給料を貰ってから追納というのを国はイメージしてますが。特例分をちゃんと理解して追納予定の人の割合ってどれくらいだろう?と調べたところ(古いのしか見つからなかったけど)3分の1くらい*1だそう。ちなみに、娘もまだ払ってない(同じような時期に話したら考えとくー、でそのまま)ので、仮に代わって払ってやるとしたら2人分トータルで5年分ほど(100万!)の金額になります。デカイ。

ま、正直なところ、20歳を超えた時点で子どもの老後まで面倒を見てやるってのが過保護だよなー、と思いました。自分も数ヶ月分払ってもらったんで偉そうなことは言えませんが、四年制大学でも2年以上、下手すりゃ大学院や六年制だとさらに長期に渡ります。ここは本人に任せるべき?

ところがここで、社会保険料の控除を視野に入れると、親が代わりに納めた方が総合的にお得、とある。確かに、本人の20代の子すずめ収入よりは50代の親すずめ収入の方が戻ってくる税金額が上回る可能性が高い。打算として、最も収入が増えると予想される年(子どもが20代の時点)に代わりに払うか?と皮算用モードが働くがめつい自分。※追納時期によっては加算額(ちょびっと割増)もあるのでタイミングが難しい。

今度家族会議してみようと思いますが、「年4万くらい安くなっちゃうから払った方がいいよ」が「たった月3000円じゃん」と受け取られそうです。この感覚はきっと若い時はわからない。特に今は投資でカバーできると考えがち。一応、腐っても国の制度だからね。。払える人は払った方がいいと思うし、2人とも奨学金の返済はないから就職後は余裕あると思う。

将来後悔するのが「払わなきゃよかった」と「払っときゃよかった」ならば、後者がより窮してると思う。てことで、上手く伝わるよう策を練ります。もし代わりに払っとくことになったら社会保険料控除のことは伏せて後で返してもらおうw

さじ

学生特例のことはこちらわかりやすかったです。

financial-field.com

*1:厚生労働省平成23年国民年金被保険者実態調査」表28 保険料納付状況別追納についての意識https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/140-15a-h23.pdf