こんばんは、さじです。
個人の年金や共済のことを調べていてふと、今自分に何かあった場合、残された家族はめちゃめちゃ困るんじゃないかな?と思いました。なので、フリーランスのもしもの時を調べておきました。デザイナーのフリーランスは商品在庫や借入が無い分マシかな?
もしものとき。
個人事業主に急に何かあった時、業務や関連する契約については本人にしかわからないことが多いですね。最悪の事態以外にも、もし急病や怪我で意思の疎通ができなくなってしまったらのためのエンディングノートです。「遺言」はちょっとテイストが違うので、自分からの最期の指示書だと思って作成しています。一代限り(引き継ぐ予定のない)事業の場合です。
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関係者への連絡と引き継ぎ
取引各所への連絡先を一人決め、連絡先一覧を作成。日頃から稼働案件は最終データの保管先(クラウド、HDD、デスクトップなど)が一発でわかるようにしておく。
故人が申告していた管轄の税務署に1ヶ月以内に提出。
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各種サービスの更新停止または解約手続き
サービスの解約または年払いの場合は更新の停止。
自分の場合は、AdobeCC、Google Workspaceなどのクラウドサービスや携帯電話など。有料会員のAmazonプライムなど。口座振替のものは引き落とし口座の凍結前がベスト。クレジットカードは必ず解約連絡する。(連絡しないと解約にならず年会費が発生する)
自動更新日の一覧を作成しておくと優先順位がわかりやすい。会計クラウドサービスは税務処理で使用するため、後述の確定申告(準確定申告)が終わってから解約。
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各種引き落とし口座の変更
公共料金やクレジットカードの引き落とし口座が凍結されるため変更が必要。銀行口座の凍結で全ての支払いが止まらないよう、それぞれの連絡方法を一覧にしておく。
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銀行口座
自分名義の銀行口座一覧を作成しておく。死亡後は市区町村によっては即座に銀行に伝達され、口座を凍結される。口座が凍結すると家族が一時的にお金を引き出せなくなるので、ある程度の金額を家族名義で準備。凍結後は銀行に赴き、解約または相続の手続きをするよう記しておく。
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各種連絡と手続き
銀行以外の生命保険、共済、所属する加盟団体、組合など。担当連絡先またはメールアドレス一覧を用意しておく。保険金やお見舞い金が下りるものは手続きを行えるよう方法を控えておく。
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業務未請求分の相談
稼働案件の請求済み、未請求分の精算を担当者と相談し、未入金分が大きい場合は相続者の口座に変更してもらう。面倒な場合は放棄、金額によって判断。会計クラウドサービスの使い方(見積書・請求書)を簡単にまとめておく。
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死亡後の確定申告(準確定申告)
死亡した年の1月1日から死亡した日までの故人の所得と税額を計算し、相続人が相続を開始すると知った翌日から4ヶ月以内に申告と納税を行う。社会保険控除などは死亡の日までに個人が支払った金額のみとなる。
そのほか、必要があれば。
WordPressサイト、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)、Amazonアソシエイトの情報。契約しているドメインの扱い。無料のメールアドレス。残っているPayPayポイント、Tポイント。
残したサイトをどうするかという伝言は残しておかないと困ってしまいますね。サイト収入が発生していたらなおさらです。個人的には閉鎖でいいかなと思いますが、引き継いでくれるならきっとめんどくさいのでその旨書いておこうと思います(笑)。
貯めたポイントは使えるんでしょうか?たまに万単位になることもあるので失効前に使ってねと伝えておくかなあ。自分以外が使っていいのかな?
はてなはサービス終了さえしなければおそらくこのまま残りますね。なんらかの予兆を感じた時は早めに更新休止のお知らせをします。どなたかの何かのためになってくれたらいいです。
会社員であれば、家族は会社に連絡すれば業務に関連することはやってもらえますが、フリーランスってこういう心配がありますね。しかも手続きにはそれぞれ期限があるので悲しみに暮れている場合ではないかもしれません。他にも思いついたら追記していきます。作成したらほっとしましたが自分は元気です。健康体。
さじ