ゆるっと広告業界

デザイナーのじたばた。

金に惑わされそうな人に。

こんばんは、さじです。

投資や株、はては宝くじやギャンブルにも縁遠い自分です。銀行や証券会社は違う世界の人々。その昔取材中、同行していた社長が株の暴落で、慌てて携帯電話で連絡をしていたのが思い出されます。「慌てて売らない方がいいですよ」という言葉は飲み込みましたが、後から「止めてくれればよかったのに」と嘆いていました。あやふやなことは口にしないものです。ま、それはさておき。

最近、お金のことを考えることが多かったので、自分がこれまで興味が持てなかった投資や株についても知識として少し知っておこうと一冊の本を買いました。

サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

世界的にベストセラーらしいです。新聞の元コラムニストなので文章が合うかも?と思い本屋で立ち読み後購入してきました。

投資で成功したいなら「勝率1%」でいい理由 | サイコロジー・オブ・マネー | ダイヤモンド・オンライン

こちらの記事にもありますが、内容としてはお金にまつわる人々の悲喜を交えて投資の考え方を紹介していくような感じ。具体的なアドバイス、投資の仕組みを学ぼうというものではありません。それにしても引用の数が半端ない。頭の中見てみたいです。

海外の著者なので、登場人物がアメリカの投資家が中心で馴染みのない感覚は有りましたが、内容は面白かったです。以下、読みながら感じていたことを思いのままに。

人がやることには運とリスクがある。(第2章「運とリスク」)

リスクを極力避けることで安定した生活を手にしてきたと思っていても運がなければ手に入らなかった。そしてそれは今後もそうであるとは限らない。薄い氷の上の、割れなそうなところを歩いている景色が浮かぶ。運が悪ければ氷の下を泳ぐ魚が激突して割れてしまうかもしれない。あらゆるリスクを回避したつもりでも、すべてを予測するのは不可能。それでもリスクを過度に恐れるとお金も増えない。

三塁の人も一塁の人も運。(「第3章「決して満足できない人たち」)。

Born on third base。人生を野球に例え、三塁から人生をスタートさせた人、つまり恵まれた家庭環境に育った人を指す。(三塁から始まったのにそこに着いたのが自分の努力や才能だと勘違いする人のことを指すニュアンス。)日本では近頃一塁にすら出にくい生き方をせざるを得ない人が増えている。一億総中流社会の終焉と見えない貧困、格差の拡大、メンバーシップ雇用からジョブ型雇用への変化。今は始まりに過ぎない。

蓄えをした上で投資を行うべき。(第10章「貯金の価値」)

リスクを理解し、冷静な判断をすること。ごく当然のことだが世の中リスキーな賭けをする人が多い。借金して投資、全財産を注ぎ込んで投資。身を滅ぼすほどのリスクをとってはいけない。

暴落が与えるメンタルの影響は侮れない。(第13章「誤りの余地」)

手持ちの株が値下がりし続けたとして、冷静に見守れるか?第6章テールイベント(当たり)を理解していたとしても難しいかもしれない。それを乗り越えられるほどのメンタルと冷静に世界の情況を見られる視点が必要。

生き方に関して。(全体を通して)

無理ゲー、親ガチャ。ソーシャルゲーム世代の若者は不満を上手いこと言う。著者曰く「『富の比較ゲーム』に参加してはいけない」「足るを知る」。比較するのがまた人間であり、過剰な嫉妬や劣等感は無意味だという程度が無理がない。

あいにく、運も平等には訪れない。頑張ったから勝ち、楽をしたから負けという決まりはない。不運は空気なんて読まないし容赦なく訪れる。だからこそ知を足していくことが役立つのではないかと思う。


自分が普段ぼんやり感じている感覚を筋道立てて言語化された感じで、新しい視点が少ない代わりに批判的に感じることも少なく読みやすかったです。本では投資というキーワードで語られますが、著者は自身の長期複利を見据えたインデックス投資を取り組むための、人生とお金の考え方をリセットすることを伝えたかったのかもしれません。20〜30代が読むのに良さそうな印象。

と、お金の本のつもりでしたが、あれっ?

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啓発本だったみたい。なんかおかしいなって思いました(笑)

さじ