あなたの知らない小部屋の話。
こんばんは、さじです。
まー、四十肩なのか五十肩なのか知りませんが肩が痛いんです。
始まりは2ヶ月前。健康診断の検尿室からでした。全身の体の硬さには定評のある自分ですが、現代の普段の生活に床に手をつける柔軟性なんて必要ないじゃないですか。筋肉はまま危機感を持ってますがね。
そう、検尿室ですね。病院のそれがめちゃくちゃ狭かったんです。左右の幅が50センチないんじゃないか?と感じる狭さ。検査室の一角に後付けで作ったのでしょう。ほら、検尿コップを置く台があるでしょう?小窓のね。小さな引き戸が設置されてます。開けるとその奥にカーテンがありまして、うっかり下半身丸出しを「キャー!」とならないように工夫されてるわけです。普通ね、小窓の扉の奥に検尿コップを置きます。ところがこの日、試練が用意されてました。
○○さんの検尿コップが扉の手前に置かれている。
こんな時どうします?イヤイヤ、先に検尿された○○さんのが先に検査されるべきなんだからせめて扉の奥に入れてあげるべきでしょう?と思われますか?天使ですね、あなたは。でもよく考えてください。検尿ですよ?見ず知らずの女性の。
まず第一のハードルは、他人の尿という拒否感です。コップに入っているとはいえ、コップの側に尿が付着している可能性もある。「いや、私は放尿コントロールくらいできるぞ!」という方ばかりとは思えません。思うに、扉の前に置くミスをするということはご高齢のようにも感じます。コントロール。できませんよね?
第二に、コップを勝手に動かしてうっかり倒してしまったりしたら?「ごめんなさい、倒しちゃいました」と自首するにしても、「え、もうおしっこ出ないわよ!どうしてくれるの!」と責められたらどうしよう?看護士さんに「大丈夫ですよ!片付けます!(まったく、余計なことを)」と笑顔の裏の声が聞こえそう。
第三に、検査なんだから「あれ?○○さんの検尿、出てないわ?」と看護士さんが気づくに違いない、という職務に対する期待。イヤイヤ、絶対気付くよ。順番にひとつずつ検査するわけじゃないし、何人分かまとめて持ってくでしょう?
といったことをもやもやと考えながら自身の検尿コップを、○○さんのコップを頑張って避けつつ扉の奥に置きました。そこで冒頭に書いた検尿室の狭さが問題になってきます。狭いなか不自然な体制で扉を開け、○○さんコップを避けながら自身のコップを置くという、アクロバティックな体勢をしたところ、右肩にズキ!と痛みが。あー。筋逝ったな。
それから2ヶ月。肩の若干の痛みと同居しながら、肩凝り酷い、首痛い、肩痛いとぼやく日々。もうちょい落ち着いたらマッサージでも行くかなあと検索してはいました。
そして昨日もまた、パソコンで通常通り作業をしておりました。というか、超急ぎのパネル入稿があり20枚以上の入稿データを作成してまして、およそ1時間、「レイヤーロック解除、アウトライン化、画像埋め込み、アートボード拡張」などほぼ機械的な動作を両腕に負荷します。終わったーと思った瞬間、右上腕にピキーン!と来ました。痛ーーい。
今朝になっても変わらず、パソコン作業のリターンを押す微妙な腕の動きにも痛みが出ます。これはマズイと感じ、祝日は休みの整形外科を待てずに整骨院へ向かいました。酷い肩凝りとなんちゃらかんちゃら(整形用語難しいよね)ですね、と電気とマッサージで少々回復いたしました。
ま、そんなことがありましたので、皆さん、検尿コップは扉の奥に置いてくださいね。
さじ