ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

応接室で殴る前に。

駄文|よく見るアレは経費なのか?の疑問

こんばんは、さじです。

いやー、確定申告が終わると心身リフレッシュしますね。あったかくもなってきたし春はすぐそこ。早く来い来い還付金。

e-taxでの確定申告前、これは経費になる?ならない?の最終チェック中、ふと思った。よく昔のドラマで社長室でパターの練習してるじゃないですか。本来は業務に必要のない娯楽品は社長室に置くべきじゃない、みたいな話だと思うんですが、以前執務室の奥に仮眠スペースやシャワールームを設置して叩かれてたどこかの市長もいましたよね。アレどうなったんだろう?

それはともかくゴルフのパターですけど、アレって経費なんだろうか?と疑問に。そこでドラマに登場するアレの経費白黒ラインを調査するちょっと暇になったどうでもいい課です。

ゴルフのパター練習セット

秘書から「本日の予定は〜」と説明されながら社長室でパターを練習する社長。おいくらかと思えばこの練習セット、1、2万が主流みたいです。(中には4000円程度のもある)ゴルフセット自体は接待ゴルフの必要もあれば経費(減価償却)なんだそう。パターの練習セットは「接待ゴルフでテクニックが必要」とでも言い訳できれば経費にできる可能性が高いという。まじかw しかし確かに、一緒にラウンドしててヘッタクソだと二度と誘われない=仕事失うよね。

ガラスの灰皿、置き時計

ドラマの事件、凶器と言えば鈍器。応接室のテーブルに置かれてたり、サイドボードに飾られてたり、だいたいカッとなった時に掴みやすいとこにある。オブジェになりつつあるけど実用も可能ですね。バカラの灰皿なんて小市民は怖くて使えないですが。時計は減価償却できるんだそうです。しかし償却期間は10年という。15万の時計でも年15000円で10年?歴史的価値のあるアンティーク品は美術品なんだとか。応接室を豪華にする悪趣味は客をもてなすためじゃなくて節税対策だったんだ。。なんかガッカリ〜。

ペルシャ絨毯

その事件の後、名探偵がルミノール反応から謎を解いたりしますよね。そこで血痕が見つからないように気楽に買い替えられないのがペルシャ絨毯ですよね。場合によっては被害者をくるんで運ぶ収納グッズにもされたり。アレも経費なの?高価なものだと数百万円。流石にこれは経費と認められにくく、減価償却するのは難しいらしい。王族が日常的に来訪するなら税務署と闘えるかもですが。普通の絨毯は減価償却可能なんだって。普通っていくらなんだろう。。

まとめ?

基本的に100万円以上の美術品、工芸品は減価償却資産というらしいです。「減価」とは「年数で価値が減ってていくもの」なんだとか。「価」は「価格」じゃなかったのか!

「時の経過によりその価値が減少することが明らかなもの」

国税庁美術品等についての減価償却資産の判定に関するFAQ|国税庁」より引用

使ううちに傷んで価値が下がることが前提で、名画や古物の壺は価値が下がらないので「非減価」。なるほどー。というか、そんなことで悩む層が実在する事実を知るという。自腹で買えよw
応接室見る目が変わりました?応接室で凶行に走る前に思い出してほしい。我に返ればなにより。

さじ