ゆるっと広告業界

デザイナーのきまぐれ。

日本の広告費推移から。

こんばんは、さじです。

 

日本を代表する広告代理店、電通が先週発表した

広告費の推移を読んでいると、

印刷業界の衰退が垣間見えます。

広告はネット社会への移り変わりに合わせて

新聞広告や折込ちらしから、ネット広告へのが移行が

顕著な様子がわかりますね。

 

一対一の印刷物広告から、対大人数のデジタルサイネージ

テレビCMからweb CMへと

広告業は社会生活の変化に最も敏感です。

プロモーションメディア広告費の中でも顕著なのが

イベント・展示・映像関連の増加。

紙ベースが軒並み停滞、下降する中で

群を抜いて活発な様子が数値で見えます。

必要な情報を効率よく欲する社会の要望に

応えてきた結果なのかもしれません。

 

イベントへの出展をプロモーション戦略と考えると

狭い顧客層の中で、有望な効果を期待できます。

必要としている顧客だけが訪れますので

売り手もより詳細な自社技術や製品を

ある程度の知識を持った来場者にアピールすることは

飛び込み営業や無作為な電話営業よりも

需要に合った製品やサービスの提供を可能にしてます。

売る側も買う側も都合が良いので

お互いの利益になるイベント界が盛況になるわけです。

 

さて、印刷業はどこにシフトするべきなのかを考えたとき

恩恵の宝庫、広告業界全体から道筋を探す必要があります。

紙とインク。

物質的な手触りを好む顧客層はどこなのか。

今後しばらく無くならない印刷物を探してみます。

以下は個人的な見解で、小規模経営の視点です。

 

包装

箱物パッケージや御進物の包装紙は鉄板アイテムです。

箱や包装は減ることはあっても無くなることは無いです。

丁寧に作ってブランディングの一部としたら

広告効果が発生しますので、大事です。

 

ポスティングちらし、配布ちらし

折込ちらしが激減しても、ポストには毎日何かしらの

ちらしが放り込まれてます。

駅前の繁華街では、手配りちらし。

地域を絞って配布されるので顧客獲得が容易です。

新聞折込よりもダイレクトなのがポイント。

地域密着は大切にしたい案件です。

 

イベント関連物

ここに来て中止や延期が重なりましたが

プロモーション戦略としても絶大な人気の

イベント出展における印刷物です。

ちらしやカタログ、パネルなどはもちろん

副産物で紙袋、案内状、チケットなど

印刷に絡むことが非常に多いのが魅力です。

ただし、イベント景気が今後、どうなるかは注視が必要。

 

商業広告から離れてもう少し掘り下げますと

隙間産業ならぬ隙間印刷物が発見できます。

教材や公共発行物、選挙関連などがそれです。

ただ、少ない需要に増えすぎた印刷業が群がる現状ですから

ある程度の淘汰は避けきれない状況にあると言っても

大袈裟では無いのかもです。

小さな印刷会社は隙間でがんばらなくてはいけませんね。

。。。踏ん張ります(笑)。

 

さじ

 

電通「2019年 日本の広告費

https://www.dentsu.co.jp/news/sp/release/2020/0311-010027.html

電通報「2019年 日本の広告費」解説

https://dentsu-ho.com/articles/7161