ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

制作業務の特典。

こんばんは、さじです。

 

年末繁忙業務もほぼ落ちつき、少し緩やかになりました。

制作部はだいたい、この時期にはすでに入稿を済ませて

あとは印刷の出来上がりを待つだけになります。

週間の折込ちらしを抱える会社では

あと1週間が正念場でしょうか。

年末ギリギリまで慌ただしいので大変です。がんばって。

 

前の会社では、といってもすぐに辞めてしまいましたが

スーパーの折込ちらしを扱っていました。

車のちらしや百貨店のちらしは新人時代にやりましたが

スーパーは初めてでした。

地域の小さなスーパーの、新聞折込ちらしです。

およそ内容は毎週決まってまして

スーパーの売り場の責任者からそれぞれ、

広告掲載原稿がFAX(!)で送られてきます。

もちろん、手書きです。

責任者というくらいですから年配の方が多く、

解読不可、判別不可の達筆な原稿に四苦八苦しながら

文字を打ち込み、レイアウトしていきます。

画像はなく、商品名と価格、空きにたまにイラスト。

なんとも初歩的なちらしではありますが

これが、なかなか楽しかったです。

 

また、そのさらに前にいた会社では

地域の信用金庫のちらしを作りました。

要素はありますが、ほぼ自由にレイアウトして良い、と

代理店から聞いてましたので、遊びに近い感覚で

絵柄を書いたりフリーのイラストを選んだりしてました。

しかも、地域の信金ですので、キャンペーンなどの

お得な情報が一般の方より早く知ることができるという

おまけつきです。悪用もとい活用はしませんが、

ふふ、な気分になります。

 

さらにさらに前の会社では

小さな百貨店の社内報を作っていました。

社員の方の文章の入ったシンプルなものですが

たまに、催事などの裏話が読めてしまいます。

紳士服売り場にいらしたご老人の話、

今で言うインフォメーションのお姉さんの

お客様とのやりとりなども。

一応、守秘義務がありますのでごめんなさい。。

こちらは半年に一本、2年ほど担当していましたが

会社を辞める前に、廃止になってしまいました。

 

小さなスーパー、小さな銀行、小さな百貨店。

閉店や統合や吸収合併。発注元は減る一方です。

代わりに、ネット広告は案件が増加気味です。

ガチガチのガイドラインを持つ大きな企業のネット広告より

小さな会社やお店のちらし作りの方が自由です。

デザインもレイアウトも、人間が作ったっぽい。

正直に言えば、こちらの方が好物ですが

儲けが少ないので、会社はとってきてくれません(笑)。

 

来週は正月連休へのカウントダウン。

あと1週間。

 

さじ