ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

地主花木セレクション。

こんばんは、さじです。

春は写真を撮ることが増えますね。散歩道にも草むらができてきたので朝露で足が濡れます。あ、犬のです。自分は靴を履いてるから大丈夫。

自宅にはほとんど木を植えてないので他所様のお宅で花を愛でるんですが、公道からとは言え庭先でガッツリ撮ってて通報されると困るので、サッと構えてパシャ。よってだいたいピンぼけしてます。防犯カメラも最近多いから気をつけないとね。怪しい動きは控えよう。

さて、花木2022、地主邸宅様ショットです。

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桜ですかね?裏庭に一本。自宅で花見とか優雅ですね。濃いピンク色が風情あります。自宅に桜、羨ましいけど毛虫が心配。崖際に建つお宅ですが、表の庭は洋風ガーデンなんです。

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モクレン。強い芳香もそろそろ終わりかな。薄くなってきました。ハクモクレンは白無垢、モクレンのワインレッドはお色直しドレスの雰囲気ありません?このお宅には高級車が停まっています。ご主人はアナゴさん似。

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ミモザ。これ初めて気付きました。高台のお宅なので見上げないと気づかない。この辺りで一番広い敷地のお宅。いやー、これ綺麗だな。写真より透明感のあるY100のイエローです。花粉症の人はちょっとムズムズしそう。

花木を育てるには庭が広くないとね。近所には旧家が多く日本家屋や蔵があるお宅は庭も洒落てます。建物も素敵なんですけどね、流石に載せられない。地主の皆さん、お邪魔しました。

さじ

(3月24日撮影)

密かな企業努力に気づくランチタイム。

こんばんは、さじです。

ある日、カップヌードルをお昼に食すため、お湯を沸かしてました。お湯が沸くまで手持ち無沙汰なのでカップを手に取り、まじまじと見てみる。昔の発泡スチロール状の容器やツルツルの紙の容器と違い、今のって柔らかい紙で出来てるんですね。ポコポコとした感触で熱くなりにくい構造。よくこんな紙に綺麗に印刷できるもんだなと感心してました。

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赤インクと黒インクの2色かと思ったら、バイオマスマークの緑色もある。ってことは4色刷り?いや、版ズレ回避で特色を3色かなあ。バイオマスマークって特色指定もあったっけ?などと職業アイ発動。

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この文字サイズで潰れなしって凄い。カップ状のものに印刷する印刷機もあるらしいけど継ぎ目がズレてるから先に印刷かな?

切ってみた。

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印刷面を巻き込んでますね。成形前に印刷してるようです。情報がなくこれ以上は分かりませんでした。シークレットなのかな。

ところで、ふと気づいたのが「カップヌードル」の「ド」。なんか小さくない?

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捨てちゃいましたが蓋もでした。ロゴタイプ?ヌードゥオーみたいな発音を意識した?とちょっと調べたら数年前に話題になってたようです。発音の他にも「ヌード」との混同を避けた意図があったそうな。昭和の発想じゃないです?そもそも小さくなってたことに今気づいたんだけど密かに細工されてたんですね。

「ヌード」って最近あんまり使わないですよね。響きもどこか古くさい。代わりに使う言葉ってなんだろうなあ?と考えたら裸体しか思いつかないので、時代でカタカナが消える場合もあるんですね。ま、特に使う頻度も少ないですし。。ね?(笑)

あまりにも些細なことなのでついでにセブンイレブンのラーメンの話も付け足します。チンするラーメン、箸を置く溝があるんです。ファミマのラーメンには無いのでセブンオリジナル容器なんだろか?

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いや、これも些細すぎたかな。てかラーメンばっか食ってますね。食事はバランスよく摂りましょう。

さじ

日本の文様図鑑とデザインコンセプト。

こんばんは、さじです。

先日、文様の単行本を買いました。見覚えがあっても名前は知らないなど、日本人とはいえ伝統文化は名称も難しく覚えられません。「鳥をモチーフにした和柄」のような検索に頼っております。

一昔前はこういった本もけっこうなお値段で手に入れにくいものでした。今は出版もKindleで割と簡単にできたり、Kindleを紙の本として刷ってもらえたりと、自費出版のハードルが低い。出版が特別なものでなくなったのは喜ばしいのか憂いなのか。印刷料金の値下がりもありますしね。

文様の本ですが、中をパラパラめくると凄くデザインの参考になります。色や形、組み合わせなど「これ使えそう」という直感が働き購入したのですが、和柄にグラデーションが効いているので古く感じないどころか新しい。着物をお召しになる方に向けた本のようで、所々にネタも散りばめられてるみたい。流石に着物は普段着ないですが、もう少し歳を重ねたら着流しくらい持ってもいいかもしれないですね。

余談ですが、母は50歳くらいで着流しにハマってました。女性の着流しって洒落てるんですよね。母のは上下分かれてるタイプで着るのも簡単だし夏は涼しいと言ってました。ご興味のある方は「着流し 女性」で検索すると良いかもしれません。

日本的な柄は海外でも人気だと思うし、文様は完成されてるのでビジュアルコンセプトにも書きやすいです。「安定感」「伝統的」「規則性」みたいなわかりやすくてしっくりくるのが頼もしい。

ひとつひとつに意味が込められているので、例えば七宝文様ならば

重なる円が、円満に結びつくとか。

といった解説が使えるなーと思ってしまいました。

後付けコンセプトとしてもおすすめですが、やりすぎるとクドくなるのが注意点。ほら、長いとよんでくれないので(笑)

和テイストを全面に出すと季節感が出るので、タイトルのあしらいや背景に入れ込んだりで使い勝手が良いところに取り入れていきたいと思います。

あ、本はこちらのものです。大和書房のビジュアルだいわ文庫256頁フルカラーで880円。安いけど印刷もきれいですね。いい買い物をしました。

日本の文様 (だいわ文庫)

さじ

あのときの残業代。

こんばんは、さじです。

大手コンサルタント会社で時間外労働が問題になっていました。週に40時間を超えてというと、単純計算で1日6、7時間。えー、寝る時間ないじゃない?

と、思い出すことまたまた30年前。当時勤めていた会社は終電帰りでした。で、計算してみたら毎日5時間。完全週休二日制ではなかったので、週6日同じ。そのほかに日曜出勤、泊まり込み(仮眠あり)、早朝出勤などなど。ざっくり計算したら月の時間外労働、120〜140時間ってところでしょうか。よく生きてたものだ、本当に。制作会社や広告代理店では今もそんなところがまだまだあると思います。社会問題になるのは大手だけです。

当時は半ば忘れてましたが、残業代ってほとんどついてなかったと思います。時給換算1000円としても14〜15万のはずですね。確か2、3万が上限だった気がします。タイムカードは何のためにあったんだろうか。

働けど働けどとは言ってましたが、あまり自分を気の毒にも思ってませんでした。生まれ変わったらまた同じところに就職する?ときかれたらご遠慮しますが、きっと似たような所にお世話になる気もします。来世は絵心があるといいな。

ところで、口元にホクロがあると生涯食べ物に困らないともいいます。子どもの頃は「よだれボクロ」と言われて嫌でしたが、歳とるとホクロが増えますし今はどうでも良いです。そのホクロのお陰か、食べ物に困ったことがなくそもそも欲もあまり無いのでかなり省エネです。あ、お腹はちゃんと空きます。

食に満足し、実家暮らしなのもあり、金への執着も薄かったんだろうなーと昔を思い出します。ちゃんと請求してたらうん百万単位ですね。惜しいことをした(笑)。

自分のように残業のしすぎが平気なのもいたから会社も甘える。あの人は平気なんだから君も平気だろ?は理屈にもなりません。定時で帰ることに後ろめたさはなくていいはずですが、仕事を残して帰るのは気分が良くないのを逆手にとられます。

求人でよく見る固定残業代ってのも意味不明ですがいつからそんな制度が横行したのか。残業代全額払うから月100時間残業してね?もゲスい。今は残業代カットの管理職が一番割り食ってますかね。同世代なんじゃないかなあ。

残業は毎日平均30分くらい、ちょっと遅くなっちゃったねー、くらいが良いですね。

さじ

きっとニューヨークの店員さんに悪意はない。

日常的に流れる世の中が重いと過去を振り返った記事が多くなります。耳はテレビに、目はスマホに、頭は過去に。現実逃避?

何度か書いてますが、ニューヨークに行ったのは30年ほど前の社員旅行(という名の撮影旅行)です。買い物はいくつか回りましたが、ツアーじゃないので個人で行きたいところは勝手に行ってこい、裏道は入るなよというスタンスでした。雑。

当時、初姪っ子が生まれたばかり。海外の子ども服が欲しいと頼まれましたが、独身の同僚には「子ども服?行かない」と頼りにした全員にフラれたため単独ショッピングとなりました。さてさて、大丈夫かな。

訪れたのはGAPっぽい店(GAPだったのかもしれない)。姪っ子とはいえ、ボーイッシュな顔立ちでヒラヒラした服はあまり似合わないし、丈夫な素材が良いかなと。ブランドは疎いのでヤングな感じの店にしました。ヤング。死語ですね。

ハロー、と入店。無言はダメと何かで読んだんです。流石に海外。カラフルでお洒落な小さい子ども服がたんとありました。あまり長居する時間も度胸もなかったため、アレとアレかな、と良さげなのを2、3見繕います。問題はサイズ。うーむ、ここは店員さんに助けて欲しいなと。

チラチラ見てた女性の店員さんが近づいてきました。「可愛いのでこの服の1歳用のサイズが欲しいんだけどあるかな?」と英語でペラペラ〜とね?

なはずないじゃないですか。実際は「イッツ キュート!」「ワン イヤー オールド?」あたりをジェスチャーを交えて伝えました。ま、ほぼ単語ですが向こうも慣れたもんです。OK!とどっか行って持ってきてくれました。て、違う服やん。伝わってなかったようだ。

おすすめの一歳用の服を数点チョイスして流暢な英語で説明してくれました。そうきたか(笑)海外の接客は店員さんおまかせなんでしょうかね?

ニュアンスで「合わせやすい」「動きやすい」などを言いたいらしい。ストライプのオーバーオールと原色のワンピースだったかな。

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記憶の彼方から思い出した2点。スマホの無い時代。

自分が選んだ服より断然使い易そう、と理解(あえて質問する語学力はなかったので)、これとこれ、と指差して「プリーズ」で買い物終了です。うむ、喋れなくても何とかなるもんだ。ちなみに支払い時にも「カード オッケー?」と口にしたぞ。エヘン。

姪っ子は喜んでくれました。いや、正確には姪っ子のお母さんか。ニューヨークの店員さんが選んだっていうのも良かったみたい。そりゃそうだ、凄いだろう、大都会ニューヨークで英語で買い物したんやで。伝わらなかったけど。

懐かしいなーと思い出しながら、かなり記憶が上方修正されてるんじゃないか?と思いました。買い物中、相当ドギマギしてたはず。

日本人の英語は声が小さいから「?」って聞かれちゃうと何かで読んでたので、声大きめにハッキリ言おうと決めてました。「あの日本人、声デカッw」とバックヤードで噂されてたかもしれません。

さじ


*事情によりコメントの返信を停止しました。
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どうぞお怪我のないよう。

こんばんは、さじです。

春ですね。イベントシーズンが始まりました。また例のごとく数日おきにピークがやってきて寝食以外を犠牲にします。何かと不便には感じますが(ブログを読む時間がズレるとか休憩のおやつが食べられないとか)暇よりは毎日にハリが出ますね。と言ってられるのは今のうち。

地震大丈夫でしたか?お怪我のないことを祈ります。自分も東京ですが長い横揺れで少し酔いました。「うちは背の高い家具もないし倒れるまでもない」などと思っていたのですが、震源に近いお宅の映像を見て実際の揺れの動きを見たらそんなことないんだよねと思い出します。

ひと昔前までは個人のSNS動画がテレビニュースに出ることは無かったように思います。テレビ局や小売店の防犯カメラの映像は職場なので、生活スペースの状況ではありません。(もちろん大変なことは伝わりますが、自分とシンクロしないといいますか。。)今回は直後から居室の撮影動画がテレビでも出回りました。そうしたらもう、自宅のあらゆるものが心配に。アレもコレも倒れる、落ちるんだと想像できました。

自分は人より物が少ないと思っていたのですが、まだ多かった。要らないものは片付けてしまおう、倒れそうなものは倒れてもいいように保護しておこう、倒れても支障のない配置を考えよう、とリアルに考えることができるように。揺れの最中に撮影するのも危ないと心配にはなりますが、考えるきっかけになりました。どうぞお気をつけくださいませ。

何かと物が増えやすい小さな子どものいるご家庭と違い、既に成人しているのだしそれぞれの部屋もあります。片付けて?と言いましたがそれは自分も同じ。自室をなんとかしないといけませんね。本タワーどうしよう。整理するべきとはわかってますが。でっかい書斎が欲しいです。

まだ余震があるようなので引き続き気をつけましょうね。防災セットにマスクを追加しておかないと。

さじ

ITスキルの値段。

こんばんは、さじです。

ITエンジニアって自分もよくわからないまま使ってますが、一体どういうお仕事なんでしょう。そもそもIT業界って何?って原点もあるんですが、IT企業の広告物を作っているのにこの始末。

でも、企業の採用担当もあまりわかってないんじゃないかなと思いました。

www.sankeibiz.jp

応募して来た人材のうち採用率が50%前後。求める人材と、応募してくる人材の持つスキルのミスマッチでしょうか。単純に給与評価が低すぎなんじゃない?と感じます。どの業界も同じですが、デザイン職もそう。

「あれもこれもできる人がいいの。でもお給料はこれしか払わないの。いい人いないね。」いないわけじゃないよね、基本給上げれば?と以前勤めていた会社には進言しましたが、「そうか!給料上げればいいんだ!」ってなるはずもなく、あの年俸じゃ新卒だよと休憩トークに花が咲いてました。

歴史の浅い職種は人集めが大変そうです。IT企業に限らず、一般の企業でもITエンジニアは欲しい人材のようですが、経験者の母数が少ないのに新人の給料で優れた人材を雇おうというのが無理な話。年収300万で年収1000万級を求む。

とある大手企業では、人材不足のデータサイエンティスト(参考:一般社団法人 データサイエンティスト協会)の求人を大々的に行っていました。この職種は生まれて間もないので、そちらの企業では教育システムから用意したようです。しかし気になるのは育てたデータサイエンティストが即戦力になるの?研修は誰が行うの?といったことです。今必要な人材を今から育てると間に合わないような。手っ取り早く育成できる中途採用枠が中心になるのかな。新卒との割合を見てみたいですが、内部事情がわかるはずもありません。というか、新卒から育てたところで転職されたら企業は大損ですね。

来年卒大学生の就活解禁を聞き、売り手市場だとしても厳しい時代になりそうだなー、と老デザイナーは思いました。人気のある職種ってなんだろう。デザイナーではないだろうなあ。

さじ


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