こんばんは、さじです。
先日、文様の単行本を買いました。見覚えがあっても名前は知らないなど、日本人とはいえ伝統文化は名称も難しく覚えられません。「鳥をモチーフにした和柄」のような検索に頼っております。
一昔前はこういった本もけっこうなお値段で手に入れにくいものでした。今は出版もKindleで割と簡単にできたり、Kindleを紙の本として刷ってもらえたりと、自費出版のハードルが低い。出版が特別なものでなくなったのは喜ばしいのか憂いなのか。印刷料金の値下がりもありますしね。
文様の本ですが、中をパラパラめくると凄くデザインの参考になります。色や形、組み合わせなど「これ使えそう」という直感が働き購入したのですが、和柄にグラデーションが効いているので古く感じないどころか新しい。着物をお召しになる方に向けた本のようで、所々にネタも散りばめられてるみたい。流石に着物は普段着ないですが、もう少し歳を重ねたら着流しくらい持ってもいいかもしれないですね。
余談ですが、母は50歳くらいで着流しにハマってました。女性の着流しって洒落てるんですよね。母のは上下分かれてるタイプで着るのも簡単だし夏は涼しいと言ってました。ご興味のある方は「着流し 女性」で検索すると良いかもしれません。
日本的な柄は海外でも人気だと思うし、文様は完成されてるのでビジュアルコンセプトにも書きやすいです。「安定感」「伝統的」「規則性」みたいなわかりやすくてしっくりくるのが頼もしい。
ひとつひとつに意味が込められているので、例えば七宝文様ならば
重なる円が、円満に結びつくとか。
といった解説が使えるなーと思ってしまいました。
後付けコンセプトとしてもおすすめですが、やりすぎるとクドくなるのが注意点。ほら、長いとよんでくれないので(笑)
和テイストを全面に出すと季節感が出るので、タイトルのあしらいや背景に入れ込んだりで使い勝手が良いところに取り入れていきたいと思います。
あ、本はこちらのものです。大和書房のビジュアルだいわ文庫256頁フルカラーで880円。安いけど印刷もきれいですね。いい買い物をしました。
さじ