ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

セミナースライドの効果的制作。

PowerPoint|スライド資料とプレゼンスライドの違い

こんばんは、さじです。

近頃、セミナーがほんっ、、、っとに多いですね。スライド案件は軒並み増加中。PowerPointのスライドはセミナーとひとくくりに呼んでも目的によって作り方が異なります。呼び名はまだない。たぶん。

一般的には営業スライド資料の方が内容が混み合っていて、製品発表やイベントなどで使うプレゼンスライドの方はアッサリです。で、どう違うかというと、話者と話題によるので。。

営業スライド資料は、資料が主役。スライドを見ながら、ここがこうで、これに関してはこんな課題があって、データはこうですね、なんでこれこれこうなります、みたいな。参加者にスライドを共有して、ダウンロードまでできるように細かく情報を載せます。スライドでそこまで見えねえよ、ってくらい。IR資料、営業戦略、決算報告などなど。情報量が凄まじい割に読みやすさ重視なので、意外とこっちのが簡単。営業に使う配布資料という考え方です。

例えば、マネーフォワードですと、

corp.moneyforward.com

この中に「決算説明資料(PDFリンク)」があるんですが、こういったものです。自分が作った資料ではありません。 マネフォは制作物もスマートだなー。

これに対して、プレゼンスライドは主にPR。イベントのセミナーなどでプロの話者やナレーションを中心に画像や図(インフォグラフィック)などのイメージをバーン!ドーン!と載せていく。情報量は極力減らして、グラフなら必要な部分のみ抜粋、数字だけのことも。ジョブズが有名ですが、Appleの発表会の背後に映るスライドに細かい情報ありません。トークを視覚で訴える為に使う、テレビCMみたいなもんです。そのためインパクトを求められがち(笑)

イラストや画像も企業のブランディングに合わせたり幾つか組み合わせて作り変えたりの構想や手間はかかるけどデザイナーのお仕事って感じで楽しい。

そんなスマホはないだろのツッコミは置いといて。
※プレゼンスライドのイメージです

この方向性を最初に決めておかないと、デザイナーはやるべきことを誤ってしまいます。スライド案件を始めて初期の頃、ヒアリング不足でやり直したことが何度もある。今でもクライアントや代理店が目的を定めきらず迷走することも。。

勉強会のセミナーだとスライド資料の方が参加者には助かります。家や会社に帰ってから、資料を見直して検討したり、聞いたことを社内で共有して話し合うためには資料に情報があることは結構大事です。リンク付きだとなおさら。

PowerPointスライドで効果を出すには、どちらが好みかではなくて、その目的を確定するのがポイントです。決めかねるならば、セミナーから得られることが情報ならスライド資料、心理的な植え付けならプレゼンタイプ、のような使い分けでどうでしょうか?

場合によってはどちらも制作するのも手。(お金がかかりますが。。)参加者のためを思って作る。それが一番のコツだけど一番疎かにされ。。あ、なんでもないです。

さじ