ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

コパイ、スライドを作る。

Microsoft|365AIコパイロットに期待すること

こんばんは、さじです。

電車の自動運転がいよいよとかで、そういや電車はまだ手動だったんだなあ、と思いました。飛行機やヘリコプターは自動操縦があるのに、なんとなく不思議。空だと副操縦士もいるけどやっぱり何かあると被害が大きいからでしょうか?陸は人間がウロウロしてるから?ところで、コパイロットのコが子じゃなかったことに今さっき驚いたところです。co(副)pirot(操縦士)。なんてことだ!親子だと思ってたわ。

さて、Microsoftのコパイロットが面白そうだぞ!って話です。

Microsoft 365 Copilot を発表 – 仕事の副操縦士 - News Center Japan

GPT-4などのAIを用いた各アプリケーションドキュメントの作成補助。この中でも、PowerPointがヤバイってんでいち早く試した海外版のYouTubeを見て来ました。コレはヤバイ。あ、このヤバイは「マズイ」方ではなく、凄い方ね。

まず、Microsoft 365の新機能ってことなので、サプスクリプションである必要はありますが、大まかに主旨を書くだけで言語生成AIが勝手にプレゼンテーションを作るという。実際にやってみた方の動画はなんだか「デザインまだまだ」みたいなこと言ってましたが、そんなことはない。一般の方が作る通常のプレゼンスライドより断然高レベルだと思った。これまでのスライド作成者をdisってるわけじゃなくて。だって文字の大きさとか揃えが綺麗なんですもん。それだけで読みやすいの。

好みとかはあると思いますけど、骨子をAIに作ってもらい、ベースにするなら充分なんじゃないかな?と。構成レイアウトまでやってくれる新しいテンプレとでもいいますか。Microsoft製品の機能を使いきれていないユーザーを解放する、みたいな触れ込みなんだって。確かに。クライアントや代理店の営業マンよりパワポ歴弱冠2年の自分のが詳しかったりもする。

商業用スライド資料でも、素人感満載のパワポは恥ずかしいな、っていう企業は多い。そういった場合、現状ではデザイナーに頼みます。ものによっては、構成段階からガッツリ入るディレクター兼デザイナーもいますがこれはこれで大変。担当者レベルで詳しくならないと出来ない。面白いんだけどね。

でもやっぱりそこまで頼んじゃうとお金が払えない。。ってことで、ほとんどはがんばって担当者が作ってきます。色んな資料からの切り貼りですが、チラッと作業時間をみたら500時間とか出てきて、おぅ。。って思った。そしてそれをバッサリ切り捨てるデザイナーに悪意はありません。だって貴社のブランディングがー。

という担当者の悲哀を密かに知ってますので、PowerPointのコパイロット。コレで衝撃の業務時間短縮ができるのではないか?と超期待してる。AIがやってくれるならやってもらっちゃいましょう!家に帰れるよ!

言語生成に関しては得意分野ですから、嘘さえ書いてなきゃそのまま使えると思う。300字くらいの概要から数ページものプレゼンスライドができちゃうってのが今回の目玉です。ExcelやWordもそうらしいので、働き方変わりそう。

PowerPointの仕事なくなっちゃうの大丈夫?って心配はないと思う。AIがいくら優れていても、無からは作れない。強力なアシスタントがつくくらいに考えていいんじゃないかなって思いました。あ、これは構成をやる担当者側の話ですね。

デザイナー側はですね。元々あんまりパワポ作業を好きな人はいないので。いっそ担当者で完結してもらってもいいと思ってる。なんでもデザイナーがやらないといけないことでもないよね。ブランディングもAIに指示できたら無敵。担当者は自社ブランディングに精通する必要がありますが。これが壁なんだろうけど。

それで浮いた分は配布資料でも発注してもらえたら嬉しい。イラレで作れるやつね。配布資料も大事よ。

で、今来ているスライド案件を前に、これも作ってくんないかな。いや、これが最後かもしれないね、と感慨深いような。日本版はいつリリースだろう。楽しみですね。

さじ