ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

振り向けば、誰もいない。

駄文|ひとり仕事してた時のホラー

こんばんは、さじです。

大掃除をしていて下書き埋没記事を思い出しました。秋口に実際にあった話です。

カーッと集中している作業の最中、ふと背後に気配を感じました。しかし何もありません。それが何度か繰り返されて起こり、なんかこれ、絶対何かいるよな。。と背筋が冷える。

よくあるのは、犬が寝床でカーテンを巻き込んで寝ていて引っ張られる音。いきなり落ちてくることはないと思うけど、危ないので最近は洗濯バサミで裾を上げています。そもそも寝床には居ない。

気配としては虫のようだ。しかしカーテンをめくっても姿は無く、紙ごみでも広がって音を出してるのかな。。と納得することにしました。

毎日夕方、やや暗くなると外から雨戸のシャッターを閉めます。この日も閉めようとした時、窓の内側、つまり部屋側のカーテンにそれはいました。体長2センチのゾウムシのシルエット!お前かー!!

基本、虫は蚊とG以外殺しません。指でカーテンをピシッと弾いて外に出そうとした。しかし意外にも頑固に足を離さない。むむむっ。

部屋の中にある犬の毛布で包んで出すか。。とカーテンを押した瞬間、彼は落下した。おい!さっきまでの根性はどこいったんだよ!ふわ〜って押しただけじゃん!

しかも落ちた際ひっくり返って足をジタバタしている。自らの体勢を整えられない体型になぜ進化してしまったのか。切ない生物の謎に1秒思いを馳せる。しかし今は部屋から出ていただきたい。えてして、毛布でそーっと掴んで外にポイしました。

思うに。彼は朝から何度かカーテンをよじ登ったのだ。ある程度登り、あっ、と落ちる。その音が気配だったんだろう。カーテンからは落ちてるからそりゃ姿も見つからないはずだ。人知れずの努力は認めてやりたいと思う。

しかしどこから入ってきたんだろう?犬にくっついてきた?それとも自分?実はカーテンの前に背中をクライミングしていたのかもしれない、と考え戦慄。気配は本当に窓からだったのか、今になっては知りようもない。窓だよ窓。怖いじゃん。

と、一年の締めの記事がこんなのでいいんだろうか?という気持ちは1ミリほどありますが、本年も読んでいただきありがとうございました。良いお年を。

さじ