英検3級のパードン。
こんばんは、さじです。
今週のお題「試験の思い出」で珍しくピッタリのがあるので、古き良き思い出です。
中学生の資格といえば英検しかほぼなかった昭和末期。高校受験に使えるのは今も変わりません。当時は中学3年程度が3級と言われ、これでも十分なほどでした。
忘れもしない中3の春。とれる資格はとっとととってしまおうと若きさじは思いました。その頃は今と違い、英語が得意だったんです。3級程度ならば余力で行けると信じ、ぷらぷらと受けに行き、筆記は問題なく合格。が、ここからが本題。
2次試験の面接っていうのはあまり考えてなかったので、スピーキングにはいまひとつ自信もなく。いや、スピーキングというよりも、対面でのヒアリングに不安を覚えました。というのも、当時、身近には外国人なんておらず、英会話する機会など皆無だったのです。
試験会場は都内の高校でした。向かう電車の中で友人に聴き取れなかった時に訊き返す言葉を知り、事前練習。(当日より前に練習しとけってことですが。中学生なんてそんなもん。)
I beg your pardon ?
(もう一度伺えますか?的なニュアンス)
使えるのは2回までと教えられました。3回目訊いても次の設問に行っちゃうと。(真相は不明)
英語でのみの対面試験など人生初。日本人の英語は聴き取れてもネイティブ英会話なんて聴いたことないのに、とドキドキも最高潮に。そして扉を開けた瞬間。頭が真っ白になりました。
何を訊かれたのかは覚えてませんが、3級ですのでひねりもなく難しくはないはずです。が、テンパっているのと心臓がバクバクで今すぐ埼京線に乗って帰りたいほどに緊張。試験官は2人の男女、30歳くらい。絵を見ながら何か訊かれる感じだったかと。
ペラペラ〜?と訊かれました。???もう何も聴こえない。ただただ緊張のピーク。聴き取れなかったので例のアレを!!!
???なんだっけ。
Pardon !!!???
パードンしか言えませんでした。設問に対しての返答も「yes!」「No!」そして「単語!」。こりゃダメだ。
人間は極度のストレスに対して脅威的な対応力を発揮するのかもしれません。回答は合ってたみたい。後日結果が届きましたが合格してました。いいのか?あれで?
という、なんだか資格の意味が実質ないけどなんとかなっちゃったって昔話でした。今の英検はもう少し厳しいのかもしれません。甘く採点してくれた試験官ありがとうございます。おかげさまでその後の受験もうまくいきました。そして、ダメな大人が一人爆誕しました。
2次が緊張しすぎて怖い。。と恐れている中学生(今は3級も小学生が受ける時代らしいですが)、大丈夫!
かもしれないです。
さじ