ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

あったか〜い、つめた〜い。

こんばんは、さじです。

自販機にあたたかい飲み物が登場してから目にするあれ、気になったことはありませんか。
あったか〜い。
これ、いつから?

ところで、高校の頃のことです。
高校に着いてから腕時計を見る自分。
あっ、欠けている。。
高級ではないけれども、安物でもない。

欠けた部分には飾りがありました。
これはちょいと許せない欠け方。
天狗で言うなら鼻がポキ。どこで?
時計をガツっとぶつけた感触が脳裏に蘇ります。

登校前に自販機で飲み物を買ったのです。
飲み物の受け取り口に手を突っ込んだときに
ガツっと時計をぶつけたんですよね。
生来ガサツなもので日常茶飯事だったので
そのときも気にせずに、そのまま自転車に乗り
学校へ向かったのでした。

さて、こんなときどうします?

1、時計を新調する。
2、そのまま使う。
3、直す。

基本的に自分は物を使い倒す性分なので
3、直す。を選択したいところです。
が、飾りの部分が無くなってます。
どうするか?とりあえず探してみるか?

帰りに友人に付き合ってもらい
問題の自販機へ到着。
その友人にはすでに話していたのですが
欠けたのが飾りの1mmもないかけらだと言うとそんなものはもうないだろう?と言われます。

まあまあ。気が済むんだからいいじゃない。
自分もまさか見つかるとは思いませんでしたが一応確かめたいじゃないですか。

自転車を支えたまま片手で買ったので
自販機の真下に落ちるはず。
這いつくばって探してみます。
昔、コンタクトレンズって高級品だったので
片方無くすとみんなで探しませんでしたか?
あんな感じ。
一人ではちょっと恥ずかしいけれども
友人と一緒ならば自販機の下まで覗きこめます。

が、無い。
そりゃそうだよ、1mmのダイヤならまだしも時計のかけらなんて、ゴミと同じだもの。
でも、期待してたんでしょうね。
ガッカリしました。
諦めて自販機で飲み物を買う自分。
こんなとき、なんていうんでしたっけ?デジャブ?
サーーっと感覚が戻ります。
あっ。突っ込んだ手を抜くときだったような?

飲み物をとり、受け取り口の中を探ってみる。
指先に当たる1mm。
あ!あった!!
8時間の時を経て、再会したかけら。
驚きながらも喜ぶ友人。よかったじゃん!
帰宅後、アロンアルファでくっつけて
元通りに直ったんだっけか。記憶なし。

で、なんの話でしたっけ?
あったか〜い、でした。
自販機が「あったか〜い?」
あったよ〜。
って会話したわけじゃないですが
冬の出来事を思い出したので、つい。

え、長い割に面白くない?
つめた〜い。

さじ

 

追記

冒頭のいつからというのは1972年の缶コーヒー自販機の翌年あたりのようです。同い年ですね。