大人が愉しい絵本。
こんばんは、さじです。
絵本は子ども向けに書かれたものですが
よく考えると深い話もたくさんあります。
単に大人の後付けで深読みしてる説もありますが
絵本作家の力量でグッとくることもしばしばです。
自分は子どもの頃、絵描きになりたいなあと思ってたけど
あまり絵本には興味がなかったような気がします。
どちらかというと、見るよりも描く方、
絵というよりも、まちの地図や家の図面のような
頭の中で組み立てるものを描くのが好きでした。
クレヨンや色鉛筆ではなく、黒の鉛筆で
理想の家の間取りや、まちのお店を平面上に描く。
絵心がないのもありますが
視覚的に見たままより想像して描くのが
楽しかったんですね。
今の仕事に少し通じるものがあります。
で、大人になってからの方が、絵本に興味が出て
借りたり買ったりしました。
好きな絵本はこんな感じです。
シルヴァスタイン
「ぼくを探しに」「おおきな木」
シンプルな線画の絵本ですが、非常に奥の深い絵本です。
大人の方がファンが多いのではないかと思います。
「ぼくを探しに」 はぴったりはまるかけらを探して
道を転がる「ぼく」が様々な出来事で気付いたことを
とても平易な言葉で綴ります。
「おおきな木」は少年の成長を木のおおきな優しさが包み
無償の愛を静かに語りかけてきます。
「だんごむし、そらをとぶ」
虫や自然の絵本ではこの人(名前忘れてましたが)。
だんごむしシリーズは想像力豊かな作品です。
可愛いタッチ、軽やかなストーリーで
世界に引き込まれる不思議な魅力があります。
横溝英一
「しんかんせんでおいかけろ!」
鉄道絵本ならこの人(また名前忘れてましたが)。
車両の精緻な絵柄が魅了されます。
姉と弟の二人旅。途中ではぐれてしまった二人の
ドキドキの展開です。
林 明子
「こんとあき」
やっぱり電車の絵本が好きなのかもです。
こちらは少し昭和風のほんわかした絵柄。
しっぽ挟まれたこんがめっちゃ可愛いです。
ポール・フライシュマン
「ウエズレーの国」
実はあんまり覚えてないのですが
面白かった!という記憶だけで選んでます。
世間に馴染めない男の子が文明を作るんですが
最後のページに発明した象形文字があり
これ解読したいなと思ってました。
最後のはともかく、どれも大人の自分が愉しめる
心に残る名作の紹介でした。
図書館に行く機会があれば
ぜひ手にとってみてくださいませ。
生涯の出会いがあるかもです。
さじ