ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

増殖外来種の悲哀。

こんばんは、さじです。

 

ケシの花は美しいですが、アヘンの原料ですので

栽培が禁止されているのはよく知られています。

最近道端で見かけるこの花、ケシっぽいような。

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ケシの一種でナガミヒナゲシという名らしいです。

この花の名前を知らなかったので

「オレンジの花 5月」で検索したのは自分です。

で、知った名前に「ケシ」がついていたので

これ、生やしちゃダメなやつ?と

調べようとしたことがあります。

ただ、検索もちょっと怖くないですか?

アヘン栽培の情報探しと疑われたら嫌だなあ、と。

 

先日見かけた熊本のニュースにケシの記事。

やっぱり、気になります。

ちょっと覗いたらおまけ記事で

「不正なケシの見分け方」と題した

東京都の研究機関が出しているまとめが!

その中に、お目当てのナガミヒナゲシを発見。

「植えてもよいケシ」の仲間にいました。

 

ところで、このナガミヒナゲシ、昔からありました?

自分が子どもの頃は見かけなかったと思うのです。

こんな綺麗なオレンジの花、忘れません。

いつから登場してたのでしょう。

 

調べましたら、1961年に大田区で発見されてから

徐々に生息範囲を広げていった非常に厄介な外来種でした。

異常繁殖で農地への影響が、と聞くと残念ながら

あまり喜ばれてはいないようです。

 

元々、地中海やアフリカなどで自生していた花ですと

輸出入の荷物や衣服への付着かで種子が

はるばる日本へ付いてきちゃったのでしょうかね。

たくましいものです。

 

道端に生えているのも抜いた方がいいのでしょうが。。

ちょっと気が引けちゃいますね。

子どもが作ったお花紙の花のような

かれんな姿なのに気の毒です。

畑の横に抜かれずに咲いているのは

農家の方のそんな気持ちなのかも?と頭に浮かんだら

繁殖力が強くてとても排除仕切れないんだよと

頭の隅で怒られました。

農家の方、ご苦労様でございます。

 

子どもたち、花冠作るなら

この花がいいみたいですよ。

 

さじ