ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

雨に思えば。

こんばんは、さじです。

 

自分で動画撮影していて思ったことですが

水の持つ表現力というか、美的能力に

改めて魅力を感じました。

写真の時も水紋や雨粒の滴り落ちる瞬間など

画になるなあ、とは思っていましたが

動きが伴いますと、より一層美しさを感じます。

 

雨で思い出すのは、新海誠監督の「言の葉の庭

アニメ映画です。

新宿御苑を舞台にした映像美の高い作品です。

ストーリーは省きますが(察してくださいませ)

雨の落ちる池や道、濡れた葉などが

美しく表現されています。

 

映画のストーリーに、雨、がベースになっているので

ひたすら暗い空と雨の中で話が進みます。

雨だと映像が暗くなりそうですが

御苑の緑がそれを補い、程よい暗さ、心地良い雨音。

アニメーションに従事する方だけでなく

グラフィックのお仕事をされている方にも

色の構成や水の描写のヒントになるんじゃないかな、と

感じました。

 

また、ジブリも負けていません。

魔女の宅急便では、にしんのパイを届けるために

主人公が雨空を飛びますし、

バス停でトトロに傘を渡すサツキも雨の日です。

こちらは上記とは全く異なり、アニメらしい表現。

リアルな冷たさは感じないけれども

濡れた服や毛の匂いを感じます。

 

いつもなら朝目が覚めて雨だと気分が上がりませんが

あ、今日は撮影日和、と意識の変化があった

雨の日の朝でした。

大雪かもしれない、と早起きしたので

いつもよりものんびりとして、ついでに雨の撮影。

静かで良いです。

 

うん?なんだかレイの、雨の日は憂鬱、の声が

聞こえたような気がしました。

アスカの、アンタバカァ?も続きます。

エヴァ最終話だったっけなあと思い出したところで

撮影を切り上げました。

雪も降らないし使徒も来ないので仕事します。

 

さじ