ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

民族学から見た嗜好。

こんばんは、さじです。

日本人は生と本の字が好き。
と、民族学の先生が先日NHKで話していました。商品名につけられる字として多いのだそうです。本わさびとか、生わさびとか?と単純思考の頭に、生チョコ、生クリーム、と続きます。あ、商品名じゃないか。。

生は生命、本は本格、本物。自然志向、高級志向の日本人にはそのイメージを持つ文字に弱いらしいです。生命を感じる、生きている感じを柔らかさとすると生チョコなどの歯応えの無い食品をただのチョコより高級なもの、と認識しているのに気づきます。

本醸造、本吟醸。これも少しお高めな印象。なるほど、知らないうちに名前で商品に価値を足していたのだなと知りました。

本革と革。生ハムとハム。贈答品コーナーに並ぶ商品にも高級感が影響しています。
本店。生の声。企業のイメージとしても確かに、本や生の字はプラスに働いている印象を受けます。
一文字が与える影響で規模の大きさや正確性まで表現できちゃうわけですね。

民族学からの日本人はこんなものが好き、という研究から得られる商売手法を上手く取り入れた所が実は業績や好感度を上げているのかもしれません。

なんとなく好き、を論理的に説明したりするのも面白そうだなあ、企画書に使えるなあ、とメモしました。コピーとかにもいいかもです。半ばハッタリでも言い切ったもん勝ちです。

ところで民族学の先生、日本人は、何色が好き?
。。。他力本願はいけないですね。自分で調べてみます。

さじ