インボイス、ノーボイス。
こんばんは、さじです。
ずいぶん前(昨年夏ごろ?)に参加した経理のセミナーで初耳事案がありました。インボイス制度って聞いたことあるようなないような。全然わかってなかったけど、フリーランスにはこれ、大変なことみたい。
ざっくり説明すると、請求書や納品書の発行の新しい制度です。問題はこの影響で、仕入れ先(外注先)が年商1000万円超ならば、自社の納税額が安くなる、みたいな。そのため、仕入れ先として外される可能性がある、という怖い話です。
1000万円の壁って、事業での消費税の納税のラインなんですよね。経費引いた売上が1000万になってなければ、事業でお客さんから預かった消費税は貰っちゃっていいんです。例えば100万案件の場合、110万請求して、消費税分は懐に入る。10万円を納税する必要は無いのです。払ってもいいけど、払わなくていいと税理士さんもおっしゃってました。
ところが、インボイス制度が始まったらそうもいかない可能性があります。取引先が「インボイス発行の事業者のみと取引する」と明言した場合、自分のような免税事業者に仕事を出すことができなくなってしまいます。受注の減少が顕著な場合、売上が1000万行かなくても消費税を納税し、インボイス発行業者にならなくてはいけません。自分は代理店次第ですがこれは痛い。
売上(フリーランスの場合は年収ですね)が1000万以上ってなかなかだと思うんですが、これ、ひとりで事業をしているフリーランスも一緒なの?と。しがない商業デザイナーなのに。
インボイス制度を始める理由は軽減税率で混ざってしまったかららしいんですが、さらに仕組みを複雑化してもいいことないのに。。消費税一律10%にして月1000円を年にいちどまとめてキャッシュバックすりゃいんじゃないのと前々から思ってました。
インボイス制度スタートは2023年10月です。インボイス事業者になるためには同年3月中に登録が必要とのこと。なくなってくれないかなあ、と心から思います。小規模事業者の声はどこから伝わるのかなあ。
さじ
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