ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

近未来空間で何する?

長文|メタバースを具体的に妄想する

こんばんは、さじです。

前回チャットツールの記事の最後に書いたメタバースの世界。書ききれなかったので再度書いてたら2000字を超えてしまった。妄想って楽しいですね(笑)

ところで、メタバースって言ってもどこまで出来るものなのかはよくわかっていません。仮想の空間が出来たからってなんなのよ?ゲームみたいなもん?と自分も割と最近まで思っていました。実際、今のメタバースってなんというか。ピヨピヨ?ヨチヨチ?

メタバースで行なったとある企業の記者発表会もあったりで。

アクセンチュア「メタバース会見」にVRゴーグルで参加してみた…VRで取材はちょっと大変 | Business Insider Japan

着々と近づいてきてるんだろなーと感じます。Appleはどうすんだろね?

自分が生きてるうちにもうひと加速あるんじゃないかな?と思ってるので、より未来的に具体的に妄想してみると何か発見があるかもしれません。

まずは想像してみる。仮想空間に森や野原があり、ビルや店もある。肉体はそこに住んでるわけじゃないけど、マンションや一軒家などをメタバース運営所(まあ、仮にMetaとかの)から土地を借りて(サブスクリプション?)買ったり建てたり(模型店で完成品やパーツを選ぶようにできたものを買える)するわけです。

あ、ちょっと寄り道。例えば、家を自分で作ることもできますね。3Dスキルやデザインに自信があれば自身で考えた建物を自分で作成し、メタバース上の借りた土地にセットアップすればOK。大工さんじゃなくてもいいし、重力や自然災害がない世界なら建築条件も考えなくていいことになります。

さて、自分の家を買って置いたことにして、中はどうしましょうかね。家具や質感のある物を配置していきたいところです。これもまだゲーム感があります。課金して気に入ったアイテムを得るように、ネット上で売られるメタバース用の物を買う。金額的には原材料が必要ないわけなので安い量産品もある。

しかし、少しお洒落なテーブルや可動式の照明なんかは、制作者の技術料やクリエイティブ力が加算されるのでお高い。これも現実と似てますね。ブランド力のある商品は強いと思います。(ここでNFT、ブロックチェーンが活きてくるのかも?)

買うための通貨は現実と同じリアルマネーや仮想通貨と自由がききますが、ゲームじゃないのでその辺の地面から宝石や温泉を掘り出して金にしたり、モンスターを倒して金を稼ぐことはできない。

で、ここからがゲームとの違い。仕事や金が絡んでくる。ビジネスですね。メタバース上でセミナーをしたり、歌や音楽のコンサートを開いたり、そこを訪れる人々が金を払っても参加したいと思うようなイベントを開催する。他にも、アドバイザー的なコンサルティング業もメタバース上で仕事になるかもしれない。

リアルで野菜を作ってメタバース上で売るなんてのは、ただのインターネット通販だからちょっと違うし、メタバース上で花を育てて売るようなことはできない。環境を反映させてゲーム性を持たせるとシステムが複雑になるからやめた方がいいと思う。チート使う悪いやつも絶対出てきますもんね。

通販といえば、家具やファッションはARでリアルに反映させるサービスが既にあります。各ブランドがメタバース上のショッピングモールで合同のバーゲン。フロアの横断がしやすくなり、何店もハシゴして持ち歩いても仮想だから大丈夫。例えばGAPとGUCCIを異色コラボした新しいファッションも流行るかもしれない。ショッピングは可能性が幅広いし、一番身近かもしれない。

自分のようにリアルが個人事業の場合も、メタバース上にオフィスを構えるのは面白いと思います。掃除しなくても綺麗だし物が壊れることもない(笑)。取引先に自分のIDと住所を知らせ、打ち合わせは自宅でも先方のビルでも、その辺の野原でも出来ますね。社外秘案件ではシールドを張り本人たち以外には見えないようにすることもできる。しかも移動は一瞬です。

アバターにどれくらい表情をつけられるかは未知数ですが、顔の筋肉に連動するアニメーションは既にAdobeにもあります。リアルタイム処理には通信が膨大になるけど、メタバース上のシステムやVRゴーグルに組み込めば可能なんじゃないかな。ゲームで近いことできてるし。

ここまででビジネスをまとめてみる。

  1. 建物や家具、芸術品の販売
  2. オリジナルのデザイン業
  3. メタバース用アイテム無料配布代行
  4. イベント、セミナー、コンサート開催
  5. メタバース用3Dアプリケーション
  6. メタバース用ブラウザ・アプリ拡張機能
  7. アバター作成アプリ、サービス
  8. メタバース用立て看板広告
  9. 優良メタバース空間転売・投資
  10. メタバース内バスツアー

いくらでも出てくる(笑)
ただし、これは絶対的な大きなメタバースのプラットフォームが存在するのが前提。今のようにあっちでもこっちでも大小さまざまなメタバース空間ができた状態では、あっちでは金かけてこっちではデフォルトキャラだけなんてことになる。それだと価値が分散して思うように発展しないように思う。メタバースを牛耳る大きな存在か。MetaかGoogleAppleかな。SONY任天堂もがんばってもらいたいですね。

一通り浸ると、メタバースでどう楽しめるのか、メタバースの世界でどんなビジネスが生まれるのかが想像できたような、ただの妄想だったような(笑)。通信技術やサーバの高効率化が先ですね。

リアルなメタバースが実現したら何したいですか?とりあえず自分は、3Dスキルがほしいなーと思いました。Adobe Dimensionちょっと見てこよう!

さじ