ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

鳥ショットの限界。

映像美というと昨今は作り込まれたコンテンツが多くを占めますが、自然が作り出す美しさを見ると無力感を覚えます。

たびたび出てまいりますWIREDからこのような記事のご紹介です。

こちらの記事中に出てくる写真家ソーレン・ソーカー氏が公開した動画が息を呑む迫力。1:15頃から、捕食者であるハヤブサから逃げるムクドリの群れが神秘的な動線パターンを繰り広げます。まるでCGですが規則性が野生的。

ムクドリといえば、単体では近所にもよく見かけますが関東ではよく群れによる鳴き声や糞の被害を聞きますね。可愛らしいキュルキュル、キーと鳴く声や素朴な風貌も、木を覆い隠す大群では頭を悩ませることでしょう。平和の象徴ハトですら駅の構内で見かけると朗らかな気分だけではいられませんもんね。(糞害がね)

先日、稲の実った赤道に10匹ほどのスズメが現れた時がありました。一応写真も撮っていたのですが芸術性もへったくれもないショット。

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うん、見えませんね。道の奥の方で米をついばんでるんです。可愛いなあと思っていたら田んぼの中では仲間がわんさかお食事中だったようです。数メートルまで近づくと田んぼから飛び出した数百匹に思わずたじろぎました。鳥の集団心理なのか飛び出すスズメが動画のムクドリさながら頭上を周回して離れていきました。驚かせてすまない。想定外の出現に写真は追いつきませんで、惜しいことをしました。

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近くにシラサギも立っておりました。このところ鳥との遭遇に恵まれていますが撮影者がスマホですからね。生きものの撮影は難易度が高いですね。

さじ