ポンチ絵描いてよ。
こんばんは、さじです。
ポンチ絵って知ってますか。
1 風刺や寓意を込めた、こっけいな絵。漫画。
2 概略図。構想図。製図の下書きとして作成するものや、イラストや図を使って概要をまとめた企画書などのこと。
制作現場(の一部の人)で使われるのが「2」の方ですが、日本語的に「ポンチ」ってなんなんだろう?と疑問に思ってました。
元々、イギリスの風刺雑誌の名前からきているようで「Punch(パンチ)」が変化した、とあります。パンチがポンチ?と突っ込んみたいところですがポンチといえばフルーツポンチもあるしそういった語句の変化があったのでしょう。
日本は明治の頃の、この語源にもなった「Japan Punch」が初めての漫画雑誌だとかですが、浮世絵や鳥獣戯画って風刺画もあったような。。そもそも風刺漫画とかっていつからあるんでしょう?ちょっと寄り道してきます。
ピンときた方は日本史が好きな方ですね(笑)。この頃、今でいう芸術家と政府のバトルがあったようです。改革で役者画や美人画が禁止になったようで絵師たちはあらゆる手を使って風刺していたようです。
日本史好きな方はこちらのサイトです。
ポンチの語源はわかりましたが誰が最初に言い始めたのかは不明です。
最初にポンチ絵と呼んだ人が「ポンチじゃなくてパンチだったのか。。」と思うのか、それとも「パンチととんちをかけたんだよね」ととぼけるか真相はもうわかりませんが、自分は後者なんじゃないかと思っております。
「とりあえずポンチ絵描いてくれる?」ともし聞かれたらラフスケッチに説明書きを足したものを提出してください。たとえクライアントがパンチパーマでも風刺画は心にしまっておくのが良いかと思われます。
さじ