ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

本とミニシアターとジン。

宿|Tune Stay Kyoto

こんばんは、さじです。

先日出向いた京都の宿。設備の本屋の造りがカッコイイなー、と直感で選んだホテルです。コンセプトが自分にど真ん中で、星もついてなかったんだけど安いし夜は寝るだけだからどこでもいっか、と1分で決定。

それがこちら。JR京都駅徒歩5分。京都タワー側。

www.tune-stay.com

Yahooトラベルで朝食付きプランで検索したら出てきた。Wi-Fiがあればビジネスホテルかアパでいいやって思ってたんだけど。

写真はあんまり撮ってないんですが、宿のサイトにあるのと寸分違わずです。盛ってない。てことで、写真は公式のTwitterから引用させてもらいますね。

で、そのホテルのコンセプトってのが洒落てて。本屋があります。ただの本屋じゃない。

うさぎは合成です。

カッコイイでしょ!?ちょっとモデルと持ち物があるので加工しましたが、こんな感じ。本は売り物ですが自由に読むことができる。すべて京都に関わりがある本で、建築やらデザインに関する本から小説、実用書、アート、絵本まで分野も多岐。奥にも売り場が続いてて本の数は2500冊。

夜は巨大スクリーンが登場、この階段部分をベンチシートに照明が落とされてミニシアターに。シアター(階段)を見下ろすところにカウンターもあったりして、こっちで飲みながら映画を楽しむ人も。自分が観たのはこの日上演されてた2本。10〜30分のショートフィルムです。インドを舞台にした映画とアメリカの映画だったかな。酒も入ってるし不覚にも泣いちまいました(笑)

さて、フロント横にはジンのバーもあります。ここは各地のジンを取り揃えたジントニックが売りです。この2ヶ月、美味いジントニック飲みたいなーと思ってたんです。ま、あんま強くないので一杯だけで。カード払いOK。

スタッフは若く、接客も物腰もドンピシャでした。高級ホテルのバーのようなかしこまった雰囲気ではない程よい温度。バーの横にはテーブル席も広くあり、贅沢な空間遣いにこだわりのインテリア。朝食もここでいただきます。

バーの一角では若いお姉さんが仕事中でした。機器類を見るに映像関係のクリエイターかな?喫煙所でも会ったなあ。ビジネス用途にはワーキングルームまである。

奥には終日使えるパブリックキッチンにダイニングスペース。宿泊者は自由に淹れられる茶葉のほか、炊飯器まである。見に行った時は若い男性が鍋でなんか作ってました。長期滞在者には助かるよね。

自分、風呂には関心がないのですが、部屋のシャワールーム以外に共用風呂があります。こちらはフロントで予約する貸切。横にはコインランドリー。洗濯、乾燥で300円くらいで自由に使える。道中、雨で連れの靴がびしょ濡れになりましたがフロントで靴乾燥機まで借りられちゃう。帰りに返却でOK。

設備やサービス面の不服は皆無で、エレベーターも上下階に分かれ2つあり速い。部屋の明かりも明るく、コンセントもデスク、洗面、ベッドサイドと多い。仕事しやすいデスクに椅子。加湿器があるのは冬場など助かりますね。ホテルの全館空調って乾燥するので喉を痛めやすい。足りないものも、余分なものもない。過剰なサービスは要らないよね。

タオルや浴衣は各自エレベーターホールから取って行き、長期滞在者向けなのか使用後は返すこともできる。スリッパ、歯ブラシも自由にとれる。そういや部屋にあるシャンプー類もいいもの使ってたし満タンでした。香りが良く家のより快適(笑)いや、このシャンプーボトル満タンって大事だよね。非日常感のベースになる。

珍しいなーと思ったのは、部屋の方に設置された洗面台。これ便利ですね。朝の支度での歯磨きやトイレって同伴者と被るじゃない?トイレと区切られたシャワールームはユニットバスより使い勝手が良いです。

ベッドはワイドタイプのシングルで広々。自分、寝床が変わると疲れてても眠れないんだけど珍しく即落ち、朝まで熟睡した。ベッド脇のコンセントにはUSB差し込み口付き。USBケーブル、microUSBケーブルまである。何なのここ(笑)クリエイターのための隠れ家的な感じなのかな。

本やミニシアター、ジンがお好きな方は仕事でもプライベートでも長期滞在できると思う。駅に近いし近くには食べ物屋も多く、予算と腹具合で食を調整したい自分にはちょうどよかった。

チェックアウトはカードキーをフロントのカゴに入れるだけの0秒。チェックイン前、アウト後の荷物預かりも「もちろんです!」と言ってくれたスタッフが最高に素敵でした。もっと長居したかったなー。

本当はあんまり人に教えたくないんだけど(笑)海外からの旅行者が増えたら予約取りにくくなりそうだな。

さじ