画像生成AI、Adobe Fireflyを使ってみました。
Adobe|AIが描くイラストは実用可能か?
こんばんは、さじです。
長かった。まったく今さらですが、Adobeの画像生成AI、Fireflyベータ版にようやくサインインできるようになりました。出足が遅れたら1ヶ月待つことになってしまった。30年も使ってんだから優先して欲しいw 世界中からリクエストが殺到してたんでしょうか?
既にAdobestockでもジェネレーティブAIの作品が溢れてまして、結構な大盛り上がりです。使ってみた系のブログもよく見ました。FireflyもAIとの対話が英語だけなのがまだハードルですが、単語だけや中学レベルの英語でもイケますw
プロンプトにキーワードをいくつか打ち込むと勝手にそれっぽいのを提案されます。タグが用意されていて、イラストの雰囲気や色味などはここである程度決められる。イラストなのか写真なのかはphoto、art、graphicのいずれかを選び、さらに、ポップアートなのかサイバー調なのか、など狭めていきます。
このイラストはプロンプトへの試行錯誤の末、およそ5つくらいのキーワード、3回程度のリフレッシュで、やーっと可愛くなったよ〜ってところでダウンロードしてみました。リフレッシュ(再生成)は好みの絵面になるまで繰り返せる。キーワードを足していくとまたそれも反映されて行きますが、これも難しくてAIの受け取り方次第でヤバイものが現れる(笑)
テキストエフェクトというのもあり、文字を自動で装飾できるので、複雑なグラフィックのイメージで背景にちょっと入れたいって時はこっちでもいいかもですね。
何度かリフレッシュするとパターンも変わっていく。一度リフレッシュするともう戻れないw
画像生成ですので、ダウンロードファイルはベクターではなくJPEGやPNGのラスター(ピクセル)画像です。なので、ちょっとここだけ変えたいみたいなことはPhotoshopで画像加工が必要っぽいです。
この二つのメニューの他に、SVGコンテンツのリカバー(色変更)というのもできました。IllustratorやPhotoshopを使う方ならカラーの再配色を使うと思うので省略します。SVGのデータがあればベクターの色の着せ替えができるってことみたい。(試してないw)
実用性としては人間はやはり違和感が少々。「日本人」で出そうとすると、どうしても海外から見た日本人にされちゃいます。着物に障子とか細い目に白塗りの化粧とか、AIの認識がやっぱり偏ってる。ただこういうのはフィードバックで改善しやすいと思うので、今後期待したい。
AI生成だとやっぱり色々雑なので直さないと使えないですが、自分のようにイラストがヘタクソなデザイナーには重宝しそうです。よくわからない背景や、顔や手、肌、服などおかしなところをPhotoshopでちょちょっと直せば使えそう。いい感じ。
アイデア探しにも使えそうですね。生成画像からインスピレーションってのはあるかもしれない。ベクターで生成できたら無敵ですが将来的にはそこを目指してるようです。Illustrator上でFirefly使いたい。楽しみだな。
ところで、AdobeのせいなのかOSのせいなのか分かりませんが、ここ1ヶ月、Adobeが不安定でバグが頻発してました。InDesignとIllustratorがうまく連動しなかったり、デスクトップアプリのAdobestockが落ちてたり。(ブラウザの履歴からなら開けました。もしもの時はそちらでお試しください)不具合が緊急時とかち合わなくてよかったです。入稿間際だったら青ざめるw
AI技術の発展は嬉しいものの、基本はアプリケーションが一番大事。AIでBug描けるのは楽しいですが、バグ修正もお早めにお願い(笑)
さじ
注:Firefly ベータ版で生成されたコンテンツは現在商用利用できません。当ブログは非営利目的の個人ブログですが、画像の転用、引用はご遠慮くださいますよう改めてお願いいたします。