ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

そして彼女は彼の横で眠る。

雑記|ライトな親子喧嘩したときの話

こんばんは、さじです。

まあ、ちょっと仕事でイラっとしていたとある時、仕事部屋に寄生する息子(と言ってもリビングなので当たり前っちゃ当たり前)が同じくイラっとしてました。普段温厚な2人ですが、たまに視界に常にいるお互いの存在感にうんざりすることがある。ああ、どこかひとりで作業したい。と、2人とも思っている。と思う。

で、気分転換に犬と散歩にでも行こうと席を離れ支度をしたのち、犬のまさかの散歩拒否に遭ってしまいました。なんか体調悪い?まあ、天気も悪いし行きたくないのかな。しかし一応、ホラホラ、散歩だよ〜と靴を履いて呼んでみる。

タイミング悪く、仕事の電話がかかってきてしまった。出ればつい先ほどイラっとした元凶でもある案件の話でした。やるよ、やるけど気分乗らないんだもん。とは答えてませんが。

話を聞くとどうも見積もりがご不満らしい。もうちょっと安くならない?みたいな。にゃんだとー!!とは言いませんが。ええ。。!くらいで抑えた。

電話しながらデスクに戻り、ここは下げられない、作業量減らしてなんとかしよう、みたいなことで話はついたものの、再び見積もりを作らないといけないので、チッ、と思いながら(舌打ちはしてたかも)バチバチ数字を打つ。

その頃犬は、お散歩に行こうかなー、って気になったようだ。玄関を見つめ、尻尾を下げている。それを見た息子は「なんか可哀想なんだけど」と責める。いや、この見積もり終わったら行くし、とつい口調がキツくなってしまった。てか、お前が行ってやれよ。

その後、再び犬を散歩に誘うも、またつれない態度をする彼女。まあまあ、今ならまだ明るいし、行くなら行こ?と外に出しても気分が乗らなくなったらしい。ふー、今日はちょっと合わないねえ。行きたくなくなったみたいだよ、と息子に言う。

「可哀想」
あ?だから、その言い方さー。それどうなのよ。
「イライラしてるのが伝わったんじゃないの」
「いや別に。今してないし」
「オーラが出てる」
コイツ。絶対自分の非を認めないつもりだな。
「あんな時は『俺行こうか?』とかの優しさが必要なんだよ」
「いや、俺もさっきイライラしてたからさ」

2人とも激昂するタイプじゃないし、なんだよ、と思うだけで済むので喧嘩にも発展しませんが。うーん。平和なDNAなんだろな。

親子に限らず、気分が良ければ相手の状況をフォローするし、気分が悪けりゃ相手を責めるような物言いになる。時間が経つとわかるんだけどね。自分が「悪いけど行ってくんない?」と言ってたら済んだ話。

2人とも謝らないので、なんとなーく悪かったな、とお互いあって、ちょっとすると2人ともわざとらしく明るく話したり独り言言ったりする。機嫌取りってわけでもないけど、気まずいままがどっちも苦手。

家族間ではちょっとした諍いを刻むのが平均気温を保つ手法なのかもしれません。ま、それぞれ一番は犬ってのが共通認識なんだけどね。罪な女です。

さじ