ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

趣味っぽい仕事と、仕事っぽい趣味。

雑記|ある日の日常会話から

こんばんは、さじです。

趣味を仕事にすることが憧れのような話を息子(大学生、建築専攻)が就活に向けて友人としていたという。趣味って何?と聞くと絵を描いたり曲書いたり写真撮ったり?と芸術分野の例が出てきました。

自分が楽しいことで金を儲けようと始めた時点でズレてるんじゃん?芸術を仕事にしてる一握りの人たちはそもそも金儲けの為にそれを始めたわけじゃないんだよ。好きで好きで、やり続けていたら結果金になってしまった、ってことだと思う。

という内容を柔らかく説きましたが「じゃ、YouTubeでも始めるか(笑)」「2年前から言っとるわ(笑)」とその話は終わりました。

勘違いされてるのは、デザイナーの仕事は趣味っぽいってこと。ちゃちゃちゃっと文字や図版をパソコンで配置して簡単そうに見えるんだと思う。ラクそうだよね、と言われることもある。ま、建築物に比べりゃ紙とwebだからね。

特にこの2年半は息子も自宅にいることが多く、延々とフリー画像を見ていたり(注:イメージ画像探し)、寝転がってスマホ見てたり(注:クライアントのサービスについて調べている)、気楽そうな姿を晒していたからそう感じても無理はないよなあ、と。やっぱ、親の働く姿って身近過ぎない方がいいのかも。

親の威厳は皆無だな。。とも思いますが、たまにPhotoshopの使い方なんかを聞かれて即答すると、目が一瞬ハッとなり爽快な面もある。うん、仕事中に寝転がるのは居ない時にしよ。

息子は趣味が創作なので、コツコツとあるものを作り続けています。親の欲目なしにスゲエな!と感嘆する完成度。それが仕事として成り立つかというと、まあないかな。。ま、詳細は「中の人」みたいなところがあるので内緒というか秘密なんですが。。

YouTubeどーたらというのは、その作業風景をアップしたら金になるかもね、っていう、自分が前に言ったことを受けての返しなんで、まずYouTubeデビューなんてしないと確信しています。目立つの嫌いなタイプだし。

それにしても、その趣味の姿をよく家で見るんだけど、仕事っぽいんだよなー、と。本を読み、パソコンとスマホを見て、開いたノートにごちゃごちゃ書き付け「今構想中。」とか言いやがる。だから話しかけないでという暗喩ですが、お前はディレクターか!と突っ込みたくなる雰囲気。ま、趣味だからこそ時間を忘れて夢中になれるというのもある。ちょっと羨ましい。

さじ