ゆるっと広告業界

デザイナーのひねもす。

美しいスキャニング。

こんばんは、さじです。

 

画家の先生の個展のDMのお仕事が来ました。

画像は無く、以前どこかの展覧会で賞を取ったときの

販売写真をスキャンして使ってほしいとのことです。

営業さんが会社でスキャニングしてくれましたが。。。

ゴミが入っていますので、自分でやり直します(笑)。

 

画面で拡大して見る作業員(デザイナー)でないと

その辺りの配慮が抜け落ちてしまうようです。

ここにゴミがあるでしょ?と営業さんに言うと

これくらいダメなの?と返ってきます。

今回は作品写真なのでダメです(笑)。

 

スキャニングも自宅で簡単に出来てしまう時代ですので

お客様が自分でスキャンして送ってくれることもありますが

スキャニングにも注意点があります。

 

まず、ホコリ。

元原稿とスキャナーのガラス面のどちらもを

綺麗に拭く必要があります。

明るい画像は比較的気になりませんが

暗い原稿や黒っぽい部分は

細かなゴミや毛が目立ってしまいますので

拭いたらブロアーでシュシュっとホコリを吹き飛ばします。

ブロアーは100均で売っているもので十分です。

スマホの保護シートを貼るときにも使えます(笑)。

 

次に、原稿はまっすぐに。

自宅のプリンターのスキャン機能を使用する場合は

端の方が欠けないように気をつけます。

家庭用プリンターは周囲5mmは読み込めません。

最悪多少曲がってしまっても欠けがなければ大丈夫です。

 

最後は、なるべく高解像度で。

設定がありましたら600dpi、最低でも300は欲しいところです。

大きく使用したいときほど高い解像度が必要です。

 

少し気をつけるだけでも綺麗な仕上がりにできます。

色味の調整や傷修復、ゴミの掃除は制作時でも可能ですが

画像の欠けや解像度はあとから修正出来ません。

自信がない場合は、やはりプロにお任せくださいませ。

 

さじ